8月4日のここで,
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 2月頃に本線上から姿を消し,3月に甲種輸送で総合車両製作所への入場が確認された5166編成が,7月に番号を4112と改め,10輛編成化を実施して出場した.組み込まれた2輛はまったくのステンレス鋼無塗装無ラッピングという出で立ちだったというのだから,これが“Q SEAT”編成というのは,間違いないことだろう.
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とお伝えした,その東急電鉄4112編成が,今日の午後,長津田検車区で鉄道趣味誌向けに公開された.
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渋谷方から見た編成全景.

車号は渋谷方から4112+4212+4312+4412+4512+4612+4712+4812+4912+4012.
“Qシート”車は,そのうちの4412(サハ)と4512(デハ)である.
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その4412(手前)と4512(奥).もちろん完全新製車だが,ほかの8輛とは,側扉など外観的な仕様はほぼ同一である.
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4412の客室,クロスシート状態.いまや見慣れた風景となった.6000系用の腰掛とは少し仕様が異なるそうだが,見掛け上は変わるところがなさそうである.室内燈は電球色のLEDを採用.
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念願の,新しい機器箱も運転室側から見ることができた.相鉄線乗り入れ用機器を収納するためのスペースだが,今のところ実装されていない機器が多く“準備工事”状態だった.

“Qシート”の営業開始はまだ先のことだが,相互直通運転が始まったら,ロングシート状態での営業入りという妄想も浮かんでくる,運用範囲は…….

詳しくはいずれまた!

それよりも(?),同時に公開された3000系用中間車も,見ていただくことにしたい.
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目黒方から見た第1編成.ごく近いうちに3101へと改番される予定なのだが,今日のところはまだ旧番号のままだった.列車種別・行先表示はフルカラーLEDに取り替えられている.
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手前が日吉方3501(デハ),奥が3401(サハ).5000系がベースの車体だから,断面も雨樋も,窓の形も,いろいろ異なっている.
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客室内も5050系最新バージョンを思わせる仕様.腰掛の背摺は一般的な形状だが.側扉上の情報表示装置は既存車にも設置された.

……本線上での試運転はいつになるのだろうか.4112編成は既に準備が整っている様子だったが.

目撃談としての続報を,お待ちいただきたい!

そしてその続報!は,こちらで!

※2022.10.22:リンク追加