
▲"普悠瑪” カラーになった東武鉄道208編成 写真:山賀一俊
東武鉄道は台湾鉄路管理局(以下,台鉄)との友好鉄道協定締結に伴う相互誘客の一環として,浅草から栃木県の足利市や群馬県の太田・赤城方面へ運行されているビジネス特急“りょうもう”号200型車輛1編成(208編成/6輛)を,台鉄 の自強号 "普悠瑪(ぷゆま)” のカラーリングに変更.2016年6月14日(火),東武鉄道南栗橋車両管区にて報道公開されました.
カラーリングデザインのプロトタイプは,台北-台東間を3時間30分で結ぶ列車,自強号 "普悠瑪” で使用されるTEMU2000型.東武車・台鉄車ともに流線形の顔立ちにレッド・ホワイト基調のカラーリングという共通点からか,“普悠瑪”カラーの208編成もまったく違和感なく,凛々しくまとまっています.先頭車の側面ノーズ部は,自強号 "普悠瑪”TEMU2000型さながらの"RYOMO” ロゴがあしらわれたほか,車端部には2016年に新造された自強号 "普悠瑪” だけに描かれた猿(本年の干支)マークが,また中間車モハ208-4にはデザイン変更を記念した共通のエンブレムをそれぞれ掲出.車体中央部の車号部分はレッドの帯が途切れ,大きな東武の社紋が入るなど,台鉄ムードが全身に再現され,インパクトは抜群です.
営業運転は6月17日(金)よりスタート.当面は東武スカイツリーライン,伊勢崎線,桐生線,佐野線で,自強号 "普悠瑪”デザインの208編成の勇姿が楽しめます.
●東武鉄道ポータルサイト
●台湾鉄路管理局

▲インパクト大の"普悠瑪”風Ryomoロゴが入った前頭部 写真:山賀一俊

▲先頭車妻寄り側面には今年の干支,猿マークが 写真:山賀一俊

▲モハ208-4には台鉄共通エンブレムも掲示 写真:山賀一俊

▲デザイン変更作業中の208編成 写真提供:東武鉄道