もうすっかりおなじみとなった,慶應義塾大学鉄道研究会のOB会である鉄研三田会のメンバーによる写真展.その第22回が東京・四谷の日本写真会館5階“ポートレートギャラリー”で始まった.
 前回は昨年6月21日からの1週間だったから,ちょうど1年が経過したわけである.
 今年は昭和30/1955年卒業の三竿喜正さんから平成19/2007年卒業の佐竹雅之さんまで47点の作品が集まった.
 内容的には,いつもながら古今東西あらゆる場所のあらゆる車種による,バラエティ豊かな作品の大集合体であり,特筆すべきは,ベテランといえども“懐かしのメロディ”とは限らず,むしろ遠隔地での新冊立が決して低くないということ.

MT-20130620-01
会場に入ってすぐ左手,最初の作品は山下節夫さんによる昭和25/1950年の広島電鉄市内線.原爆の記憶も生々しい時代の原爆ドームと150形2軸単車の走行風景だった.

山下さんに続いてしばらくは蒸気機関車を中心とする懐かしの情景が並ぶ.
 次のセクションのトップは平成13/2001年に撮影撮影された“SLばんえつ物語”の雪景色なのだが,これの撮影者が昭和31/1956年卒業の文蔵正弘さんだというから,ちょっと驚き.

MT-20130620-02
第2セクション.トップは“SLばんえつ物語”.ここから第3セクションにかけては,近年の国内情景が続く.地下へ潜った渋谷駅の面影を追った作品が複数見られるのは,この会ならではといえようか.

MT-20130620-03
第4セクションは諸外国の鉄道風景.アジア,欧州,米国はもちろんのことメンバーの足は南米にまで達している.

MT-20130620-04
最終セクションは,丸の内駅舎の復原が完成したのを記念した,東京駅特集.老若のメンバーが古今の写真を持ちよって構成.この部分の写真は先の47点には含まれていない.

仲間と語りあいながら,あるいは,要所に置かれたソファに腰を落ち着けて,じっくりと楽しむことができる写真展.ことしも,もちろんお薦めである.
 会期は6月26日まで(最終日は14時まで.それ以外は10時から18時)である.

※会場内の写真は前もって許可をいただいて撮影したものです.