7月21日,大宮の鉄道博物館に新しい施設が誕生した.名付けて“てっぱく図書室”.
 これまで北口があった建物をを全面改装,北口を廃止したうえでのオープンである.

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“てっぱく図書室”が鉄道博物館敷地の北端近く,元の北口建物を利用して誕生した.

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わが“とれいん”も並べられている,エントランス正面.取材当日展示されていた書籍の中には,大人の趣味人向けも,少なからぬ数が含まれていた.

子供たちが鉄道について楽しく学ぶことができるスペースを……という趣旨で設けられたもので,輸入書も含め,主にこども向けの図書を取り揃えている.
 閲覧スペースは大きくふたつの部屋に別れている.ひとつは靴を脱いで自由な姿勢で読書を楽しむことができるスペース.こちらでは“読み聞かせ”などのイベントも開催できる設備が整っている.

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低いカウンターから左が,靴を脱いで本と親しむことができるスペース.取材日には“Teppa倶楽部”会員限定の事前公開も行なわれていて,多くの親子連れでにぎわっていた.

も う一方の部屋には電車の腰掛けを持ち込んで,“列車に乗って旅しながらの読書”を疑似体験できる工夫が凝らされている.並んでいるのは先代N'EX253 系,481系,183系,そして新幹線200系で使われていたもの.それぞれ2脚ずつ合計8脚並んでいる.座って横を見れば建物の外にはひっきりなしに行 き交う列車が目に入ってくるから,まさに旅気分.
 そしてなにより素敵なのは,書棚が開架式であること.表紙のデザインやタイトルが気に入ったら,すぐ手にとってみることができるというのは,図書館の理想の姿ではないか.
 並んでいる本は子供向けが中心.これは当然のこととしても,“あれ?”というタイトルも1冊や2冊ではなかった.担当の方に“大人一人だけでも入室可能ですかぁ?”と尋ねてみたら,しばし躊躇の末,“お断りする理由はありませんが……”と.

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気に入った本があれば,すぐ手に取って読み始めることができるのが開架式のよさ.写真は253系や481系,183系,そして新幹線200系の腰掛けが並べられた閲覧スペース.

もちろん,この博物館本来のライブラリーは本館の2階にあって,平日は予約制で,土曜日曜と祝日は予約なしで膨大な収蔵図書を閲覧することができる.けれども,なんとなく“心構え”が必要に思ってしまうのは,万世橋時代の先入観を引きずっているせいだろうか.

てっぱく図書室
利用可能時間:10時から16時30分

ライブラリー
平日の予約受け付けは電話048-651-0088(代表)まで.受付時間は10時から18時
土曜・日曜・祝日は予約なしで利用可能(10時から17時…閲覧申し込み16時30分まで)

※2012.07.27:一部語句修正
※2012.07.30:鉄道博物館からの補足連絡をコメント欄に記しています.是非ご覧ください.