出掛ける時は,可能な限り,カメラを携帯することにしている.デジタルカメラの時代になって,いろいろなメモ代わりに使うこともできるようになったから,なおさらである.このブログでも,いつも持ち歩いているコンパクトカメラでのスナップを,何度もお目に掛けている.
 事務所への行き帰りも同様で,電車の変則的な運用など撮影している次第.系統立てての本格的な調査ではないから,きっちりしたレポートに仕立て上げるのはなかなか難しいのだけれど,“とりあえず記録”であっても,積み重ねれば,いずれなにかの役に立つだろうとは思う.

今回は,そんな日常の風景をいくつかお目に掛けようと思う.最初は,101系の変則的な編成.
  西武101系といえば,4連が基本でのちに6連が登場,増結用として2連も加わった…8輛固定は301系と呼ばれ…という電車である.だから,8輛編成は 4+4か301系というのが通常の姿.ところが,なんらかの加減で予備車が不足すると,かつては稀に6+2などという編成を見かけることもあった.6連亡 き今は4+2+2というのがレアな組み合わせということになるのだけれど,このところ,その頻度が高くなっているような気がする,今月初めにも,練馬駅で すれ違った豊島園行きが4+2+2だったものだから,その折返しを江古田の駅で捉まえた.

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6月6日朝の江古田駅に到着する,西武101系変則8連.池袋方(画面奥)が4連のクハ1242+モハ242+モハ241+クハ1241.その隣りがクモハ292+クモハ291.そして最後尾がクモハ286+クモハ285.

続 いては,池袋線における旧2000系2連.2000系といえば,元々は新宿線用に開発された4扉車で,モデルチェンジ後のグループから池袋線にも投入され るようになったという経緯から,池袋線では旧2000系の定期運用はない.ところが,これも予備車のやりくりの都合なのか,時折,見かけることがあって, 思わず目をこすってしまうことになる.
 このところ見かけるのは,10輛編成のうちの所沢方2連が旧2000系というパターン.4月末頃から,メンバーチェンジしつつ,継続的に運転されているようだ.
 僕が最初に見かけたのは5月1日の夜中(車号は確認できず…でも多分2419+2420).5月29日の朝には間違いなく2419+2420を確認した.続いて6月11日には2417+2418を練馬で撮影できた.

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練馬駅で並んだ新旧2000系.所沢では日常の風景だけれど,行先が池袋と小手指であるのが,ミソ.旧2000系はクモハ2417+クモハ2418.ペアを組むのはインバーター制御試作編成.6月11日.

西武鉄道では6月30日にダイヤ改正を実施するというが,これが,東急電鉄との乗り入れ開始前最後のダイヤ改正だろう.新宿線では列車種別の整理が行なわれ,新設して間もない“拝島快速”が廃止されるなど,動きが大きい.
  一方で池袋線は,一部列車種別の整理が行なわれるとともに,石神井公園駅の高架化工事が完成して4本の線路が全て使用開始となる.これに伴って,暫定的に 運転されていた朝の練馬高野台折り返しがなくなって石神井公園折り返しに変更されるという.石神井公園行きの行先表示を見るのは,何年ぶりのことだろう か.
 ということで,旧2000系を撮影したついでに,練馬駅で“練馬高野台”行きのホーム案内と,東京地下鉄7000系の練馬高野台行き列車もスナップしておいた.なお,練馬高野台折り返しは,ダイヤ改正に先立つ6月22日限りで終了する予定.
 2枚目の写真で新2000系が表示している“通勤準急”も,今回のダイヤ改正で姿を消す.

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練馬駅に到着する,東京地下鉄7000系8連の練馬高野台行き.ホームの案内表示は5月中旬だったかにフルカラー化されたばかり

※2012.06.28
時刻表が発売されたので眺めてみたら,“姿を消す”と記した“通勤準急”は,上りのみ存続するようだ.また,練馬高野台発着列車は29日まで運転される.以上,訂正いたします.