5月10日付けのここで話題にした,横浜駅東京方の人道跨線橋,内海川跨線橋は,奇遇にも鉄道ピクトリアルの最新号(2012年7月号)でも隅田 衷さんが“横浜駅陸橋使命を終えた内海川跨線人道橋”と題して何点かの写真を寄せられていた.
 そして,ここで最初に話題にした脇からは,5月10日付のエントリにコメントを寄せてくれるとともに,“こんなの写してたんですよ”と,銘の読めるレールの写真を提供してくれた.それがお目にかける写真.

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紛れもなくバーロウスチール製.製造年は読みづらいが1896年だろうか…と思ったら,僕がいつも古レールのこと調べる時におおいに参考にさせてもらっている嵐 路博さんのサイト“古レールのページ”で既に挙げられていて,1893年だそうである.一番右の文字はIRJすなわち日本帝国鉄道,鉄道作業局…工部省…官設鉄道…鉄道院.写真:脇 雅恵

他には鉄道院向けのドイツのウニオン,英国のキャンメルなどがあり,さらに日本鉄道向けと思われるドイツのクルップ1885年などが存在したそうだ.やっぱり,ちゃんとした人は既に調査済みなのであった.それにも気づかない,僕のお気楽ぶりと来たら…….