大阪というか,京阪神地区に住んでいる鉄道好きで,旭屋書店の本店に一度も行ったことがない人というのは,ほとんど存在しないのではないだろうか.とりわけモデラーなら,長い間マッハ模型が同じフロアに同居していたのだから,どっちが主体かはともかくとして,本と模型の両方の買物ができる,とにもかくにも便利な存在だった.
 それがいつのころだったか,マッハ模型(商号としてはマッハに変更されていたが)が現在の堂山町に引っ越してしまったけれど,引き続いて旭屋書店本店が鉄道趣味関係の出版物を探すのに便利な存在であることは変わりなかった.
 ところが!今年夏のある日,親しい読者から衝撃的な報せが舞い込んだ.曰く,
“店の入り口に“本店ビル建替えによる閉店のお知らせ”と題する1枚の紙が貼られている.内容は,12月末をもって閉店,新ビルの完成は平成27/2015年春の予定…….仮店舗などの案内はない”と.

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余りにも衝撃的だった貼り紙.日付は8月12日になっている.

現 在の,曾根崎警察署の隣に店舗ができるまで,今はヒルトンホテルが建つ場所にあって,小学校高学年から中学のころに通いはじめた記憶がある.その頃にはま だ,鉄道趣味関係の出版物が揃っているという記憶はないから,恐らくは学校の参考書かなにかを買いに行ったのかと思う.
 僕が通いはじめる少し前,大阪駅前で大火事があり,そのあおりで旭屋書店も丸焼けとなってしまったのだが,その僅か数日後には営業を再開したという話を,親から聞いたか新聞で読んだか,ただただ“凄いなぁ”と思ったものである.

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御堂筋の北の端の西側に建つ,現在の旭屋書店本店ビル.隣接するビルと一緒に再開発,平成27/2015年に新ビルが完成の予定とのこと.

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現在の鉄道趣味書売場は7階にある.さて,最初は何階にあったのやら.そのあたりの変遷を思い出して纏めてみるのも一興かもしれない…….

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そして,訪問した日に勤務されていた販売スタッフの皆さん.名残惜しいですが,あと2ヵ月ほど,よろしくお願いいたします.

現 在の本店ビルはいつ落成したのか,万博の前だったか後だったか,記憶があやふやだったのだが,調べてみたら,昭和44/1969年なんだそうである.では マッハ模型が入居したのは新築時だったのか,少し経ってからなのか……どうもそのあたり,定かでなくなっている.ちょっと思い出してみることにしよう.
 曾根崎のビルには数え切れないほど通った.途中からは,旭屋書店とマッハ模型への取り引きの打ち合わせという,仕事になった.

そして先月末,告知が出てから初めてお店にお邪魔して,より詳しい話しを聞くことができた.それによれば,仮店舗を設ける考えはないとのこと.残念.
 一方,“なんばCITY”の地下2階にあるお店を大拡充し,新しい鉄道趣味出版物の一大販売拠点にするというお話しが出てきたのだ.これは朗報.今のところ,12月2日にオープン予定という.
 今までの思い出を大切にしつつ,これからの展開を大いに期待したいものである.

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新しい拠点は,御堂筋の南の端…高島屋と南海なんば駅の中,地下2階に展開される.売場オープンは12月2日の予定.

※店内の写真は事前に許可を得て撮影したものです.

※2011.11.17:一部誤記修正