3月8日付のここでお伝えした西武鉄道6000系量産車の新宿線転属劇.なんだか皆さんの興味を大いにそそったようで,いつになく多くのアクセスをいただいた.そしてひと月が経過した今週もなお,人気記事のトップの座を守り続けている.
これは新宿線の情報を積極的に提供してくださっている池添智和さんの功績であること,間違いない.なぜって,僕自身は全然全く自分の目で確かめていない情報だったのだから.“すぐにでも確認に行きたいところだが,それは来週まで望みが叶いそうにない.“と記した“来週”はおろか,実際に新宿線沿線を訪問することができたのは,4月1日の夕暮れ時だった.
それも,中央本線沿線に用事があって,練馬へ戻る途中に鷺ノ宮駅で下車しての観察であり,乗ることはできていない…….
しかし幸運の女神は僕に微笑みをくれた.いきなり登場したのが6000系第1編成.
そして……さらに数分後には,目的のひとつであった第3編成も西武新宿行きで姿を見せた.こうなったら戻ってくるのを待つしかない.
合間には10000系や2000系も顔を見せる……拝島行き急行というのは変哲もない列車なのだが,ともあれ練習のつもりでシャッターを切ったら,あれ?
コンパクトデジカメの宿命として,とにかく“一発必中”だから続けてシャッターを切ることができなかった.先頭が新2000系の4連だというのはよいとして,なんだか次から次へと乗務員扉が目の前を通り過ぎて行った.ということは4連の次が2連!そして最後にまた2連という編成だったのだ.
その2連も,旧2000系ではなくて戸袋窓のある一段下降窓の車体.池袋線で姿を見なくなったと思ったら,新2000系が移籍していたのだ.ブログでは難しいが,オリジナルのデーを拡大してみれば,乗務員扉が辛うじて見えていた.
インターネット上に目撃談はないかと探索してみたら,どうやら2523+2465+2453という組み合わせだったらしい.
かつて101系が主力だった時代の池袋線では,似たような編成をしばしば見掛けた.4+4+2などいというのはおとなしい方で,2+2+4とか揚げ句は2+2+6なんてのも見掛けたような気がする.なんとも電動車比率の高い編成であることか.
そんな思い出にふける暇もなく,6103編成が戻ってくる時刻がやってきた.
彼岸も過ぎて,日没は遅くなったとはいえ,6時を過ぎて辺りはもう黄昏.それでも確認できる真っ白なお顔の6000系は量産編成の証し.前照燈…そういえばいつの間にやら6000系もLEDへの交換が進んだ…の光芒に邪魔されながらも6003という数字もはっきりと読み取ることができる.
実はこの前の日の夜,池添さんから“6000系第8編成も新宿線にいます”“銀色顔の第2編成が主制御装置を交換しました”などという,とんでもない最新情報が寄せられていた.
これらとの遭遇も,密かに期待をしていたのだが……流石にそこまでは,幸運の女神も甘くはなかった.
そして今日,再び沿線に用事があっった.もちろん,いろいろ期待して所定よりも早い目に事務所を出発,中井駅に向かったのだった.
再びの幸運はやってきて,第2編成が顔を見せてくれた.編成全体ではこれまでとおなじ外観のようにも思えたが,実は…列車種別・行先表示が側面も含めてLED化されていた.しかも早いシャッタースピードでも,文字が欠けていないではないか.
主制御装置と,その奥(西武新宿方)にあるフィルタリアクトルが新しそうに見える.台車も再塗装されている.
折り返しで反対側の床下を見る.三菱の銘板が確認できた.外観もこれまでの量産6000系のほとんどが採用している主制御装置箱とほぼ同じであり,だとすれば三菱SiCまたは同等品と考えられる.主制御装置の奥に見える断流器箱も真新しい.
用事を済ませて鷺ノ宮の駅にいたら,6103の編成が夕陽に照らされてやってきた.思わず乗ってしまった.目的は,運転席の変化を見ること.
ホーム確認用モニターが運転席の頭上にあったはずだけれど,ない.右側にはなにやらケーブルが巻かれていてプラグが見える.
さて,3月下旬の池添さんによる観察では,第8編成はモニターを外しているものの,第3編成はそのまま,ということだったから,その後に撤去したということなのだろう.
3月22日の第8編成.正面窓の上辺が一直線.写真:池添智和
同日の第3編成.窓の上辺に出っぱりが見える.これがモニター.写真:池添智和
そして第2編成.池添さんの観察によれば,車内側扉の情報表示は3色LEDのまま.運転室は従来の2ハンドルだとのことである.
これまでと変わるところのない,6000系第2編成6202の客室.写真:池添智和
これら新顔の登場と引き換えに,新宿線では2000系の廃車が続いている.これについては事態がよく理解できていないところがあるから,頭の中を整理して,まだの機会にご報告しようと思っている.お楽しみに.
これは新宿線の情報を積極的に提供してくださっている池添智和さんの功績であること,間違いない.なぜって,僕自身は全然全く自分の目で確かめていない情報だったのだから.“すぐにでも確認に行きたいところだが,それは来週まで望みが叶いそうにない.“と記した“来週”はおろか,実際に新宿線沿線を訪問することができたのは,4月1日の夕暮れ時だった.
それも,中央本線沿線に用事があって,練馬へ戻る途中に鷺ノ宮駅で下車しての観察であり,乗ることはできていない…….
しかし幸運の女神は僕に微笑みをくれた.いきなり登場したのが6000系第1編成.
そして……さらに数分後には,目的のひとつであった第3編成も西武新宿行きで姿を見せた.こうなったら戻ってくるのを待つしかない.
合間には10000系や2000系も顔を見せる……拝島行き急行というのは変哲もない列車なのだが,ともあれ練習のつもりでシャッターを切ったら,あれ?
コンパクトデジカメの宿命として,とにかく“一発必中”だから続けてシャッターを切ることができなかった.先頭が新2000系の4連だというのはよいとして,なんだか次から次へと乗務員扉が目の前を通り過ぎて行った.ということは4連の次が2連!そして最後にまた2連という編成だったのだ.
その2連も,旧2000系ではなくて戸袋窓のある一段下降窓の車体.池袋線で姿を見なくなったと思ったら,新2000系が移籍していたのだ.ブログでは難しいが,オリジナルのデーを拡大してみれば,乗務員扉が辛うじて見えていた.
インターネット上に目撃談はないかと探索してみたら,どうやら2523+2465+2453という組み合わせだったらしい.
かつて101系が主力だった時代の池袋線では,似たような編成をしばしば見掛けた.4+4+2などいというのはおとなしい方で,2+2+4とか揚げ句は2+2+6なんてのも見掛けたような気がする.なんとも電動車比率の高い編成であることか.
そんな思い出にふける暇もなく,6103編成が戻ってくる時刻がやってきた.
彼岸も過ぎて,日没は遅くなったとはいえ,6時を過ぎて辺りはもう黄昏.それでも確認できる真っ白なお顔の6000系は量産編成の証し.前照燈…そういえばいつの間にやら6000系もLEDへの交換が進んだ…の光芒に邪魔されながらも6003という数字もはっきりと読み取ることができる.
実はこの前の日の夜,池添さんから“6000系第8編成も新宿線にいます”“銀色顔の第2編成が主制御装置を交換しました”などという,とんでもない最新情報が寄せられていた.
これらとの遭遇も,密かに期待をしていたのだが……流石にそこまでは,幸運の女神も甘くはなかった.
そして今日,再び沿線に用事があっった.もちろん,いろいろ期待して所定よりも早い目に事務所を出発,中井駅に向かったのだった.
再びの幸運はやってきて,第2編成が顔を見せてくれた.編成全体ではこれまでとおなじ外観のようにも思えたが,実は…列車種別・行先表示が側面も含めてLED化されていた.しかも早いシャッタースピードでも,文字が欠けていないではないか.
主制御装置と,その奥(西武新宿方)にあるフィルタリアクトルが新しそうに見える.台車も再塗装されている.
折り返しで反対側の床下を見る.三菱の銘板が確認できた.外観もこれまでの量産6000系のほとんどが採用している主制御装置箱とほぼ同じであり,だとすれば三菱SiCまたは同等品と考えられる.主制御装置の奥に見える断流器箱も真新しい.
用事を済ませて鷺ノ宮の駅にいたら,6103の編成が夕陽に照らされてやってきた.思わず乗ってしまった.目的は,運転席の変化を見ること.
ホーム確認用モニターが運転席の頭上にあったはずだけれど,ない.右側にはなにやらケーブルが巻かれていてプラグが見える.
さて,3月下旬の池添さんによる観察では,第8編成はモニターを外しているものの,第3編成はそのまま,ということだったから,その後に撤去したということなのだろう.
3月22日の第8編成.正面窓の上辺が一直線.写真:池添智和
同日の第3編成.窓の上辺に出っぱりが見える.これがモニター.写真:池添智和
そして第2編成.池添さんの観察によれば,車内側扉の情報表示は3色LEDのまま.運転室は従来の2ハンドルだとのことである.
これまでと変わるところのない,6000系第2編成6202の客室.写真:池添智和
これら新顔の登場と引き換えに,新宿線では2000系の廃車が続いている.これについては事態がよく理解できていないところがあるから,頭の中を整理して,まだの機会にご報告しようと思っている.お楽しみに.