先週西武鉄道新宿線を久し振りに訪問することができて悦に入ってる(なにが?)僕である.
 一方,地元である池袋線の車輛にも春先からいくつかの変化があったので,今週はそれらをまとめてレポートしてみようと思う.
 …裏返していえば,4月に入ってからは,“西武経済圏”から一歩か二歩ぐらいしか外に出ていない証しでもある.

最初は,2月9日づけのここでお話した,“2000系2069編成が“創立110周年”記念塗装に”の続報.
 西武鉄道では,3月26日に武蔵丘車両基地で“2069F武蔵野鉄道時代の社紋・車号イミテーションマークお披露目会”を催した(余談だが,一般への告知に“F”なるスラングを使っていることにびっくり).これは,有料ツアー形式で武蔵野鉄道風塗装となった2069編成の撮影会を行なうという企画なのだけれど,既に2ヵ月も前から走りまわっている編成を撮影するのに有料ツアーもあるまい,ということなのだろう,両先頭車に武蔵野鉄道の社紋と5560形の車号を模したレタリングを施すという趣向が凝らされていた.
 そのレタリングは,実は撮影会の時だけのものと思っていたのだけれど,3月31日の朝,事務所へ向かう電車を待っていてびっくり.イベント時のままと思われる姿で到着したのだった.
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江古田の駅で降りる際にスナップしたのはいうまでもない.
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こちらはその日の午後,駅前の銀行へ出かける際に時間を盗んで待ち構え,捉えた雄姿.社紋と車番を同一カットに収めた真横写真はまだ撮影できていない.

2月9日に記した“この編成を使ったイベントなども企画されているようだし”の最初が,この企画なのだろう.さて次は?楽しみである.
 実は,イベントではないのだけれど,3月上旬には所沢方に2000系2連を併結して10輛で優等列車に運用される日が多かった.そのうち……と思っているうちに,先週のエントリでも少し触れた通り,2000系2連は全て新宿線に召し上げられてしまい(!),撮れなかった.これは,2000系2連の,池袋線での餞運用だったのだろうかと,後になって思ったことである.

続いては6000系.新宿線に2本が移動しても,池袋線の主力の一員であることは変わりなく,毎日,たくさん遭遇している.毎日の往復が各駅停車しか停まらない駅なので,乗るチャンスは多くないけれど.

2069編成を江古田駅近くで待っている間にも,アルミ製の6152編成が姿を見せた.
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前照燈がLED化されている.もともとの角形シールドビームの枠にコイト電工の花形.

2021年12月30日のここで6117編成が換装されたことを報告して以来,長らく動きがなかったばかりか,去年の秋にはシールドビームに戻されていたのに,今年に入ってからは,まさに続々と換装が進んでいて,例えば
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3月14日の夕刻に中村橋で見た6106編成.まだシールドビームだった.
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4月10日の江古田駅で捉えた同じ編成.LED化されている.
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3月27日の朝に中村橋で撮影した6157編成もシールドビームのままだった.ところがこの編成も,このあとすぐにLED化されている.まだ写真は撮影できていないが.

このように,3月半ば過ぎぐらいまでは未換装の編成がたくさん…6105や6107,6011など…いたのだが,下旬から4月に入る頃には,ほとんどがLED化されている.予算の都合でもあるのだろうか.いずれにしても,今では全編成が交換を終えたと思われるが,確認はできていない.

6000系のディテールが変化しているうちに,40000系が増えた.3月に入ってから営業運転についたのが第10編成.その前の第9編成は1月中旬から走り始めている.
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3月14日午後,6106編成と同じ時に撮影できた40159編成

そして3月末から走り始めた第10編成は,3月31日に練馬駅で後ろ姿ながらも捉まえることができた.
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小手指に向けて発車してゆく第10編成.列車種別・行先表示のLEDは,これまでと同じように,中速以上のシャッタースピードで文字が欠ける.せっかくの“F急 快急”も読み取りがたいのが残念.ちなみにこの写真は1/250秒.

40000系は,今年度にも増備が行なわれるだろう.だとすれば6000系や2000系もそれに影響されて,いろいろと変化するものと思われる.新宿線との関連も気になるところ.ウォッチに精進したいと思う.