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国鉄  暖房車  その活躍を振り返る

◆かつて,冬の電化区間の風物詩的存在だった暖房車.客車の暖房方式が変化するにつれて,いつしか,ひっそりと姿を消してしまいました.
◆現代では半ば以上忘れ去られてしまった暖房車に,改めてスポットライトを当ててみました.解説は藤田吾郎さん,協力が豊岡 潔さん.謎が多く,なおかつ複雑を極める車歴表作成は小松重次さんです.
◆その暖房車は,日本中でどのように使われていたのでしょうか.冬にしかその姿を見ることができないだけに,残された写真は多くありません.しかし,北海道から東北,北陸,関東,関西,中部,そして四国や九州も含んだ活躍線区での姿のほとんどすべてを,数多くの皆さんのご協力を得て網羅することができました.かつてない規模で展開する,迫力充分のグラフ頁もご堪能ください.
◆その暖房車の添乗記という得難いレポートを執筆した18歳の平井憲太郎の,列車追跡“暖房車は走る”を鉄道ジャーナル社のご協力を得て再録しています.ベテランファンには思い出深い記事でしょう.

和田岬線とB50
◆高見彰彦さんは,令和5/2023年春に103系電車が引退したのを機に,山陽本線和田岬支線で働いたB50という機関車を振り返ってくださいました.和田岬線に欠かせない,旋回橋の探求も,もちろん含まれています.

2023年7月21日(金)発売
定価:3,960円
(本体3,600円 税率10%)
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