3月10日のここで,“その後の江古田駅”をお伝えした.
 その時点では南口に練馬区の証明書サービスコーナーがオープンし,北口に店舗と郵便局のATMができあがっていたわけだけれど,その後の3週間で,さらに工事が進んでいる.
 駅構内では練馬方への延長ホームが出来上がって,春分の日のころに境界柵が取り払われた.もっとも,現在では定期列車がこの延長部分に停車することはない.

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境界柵が取り払われて出入りできるようになった延長ホーム.上屋には“これより先には電車は止まりません”という表示が掛けられている.

南口改札外の池袋方に並んでいた何軒かの店舗は工事開始に先だって閉店し,資材や工事車輛の置き場となっていたが,きれいに整地された.そして踏切脇の交番も,3月24日の夜に跨線橋下,練馬区の証明書サービスコーナーの隣に引っ越してきた.

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整地された南口駅前池袋方.画面右に見える建物が踏切脇交番.移転直前の姿.この土地は一部が道路に,一部が店舗に使われるようだ.

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交番の引越しが完了した翌朝の南口.ちょうど勤務交替時間だったのか,パトロールカーが停まっていた.

北口でも退避線だった用地が整理されて,練馬方の大部分は道路拡張…歩道新設のために使われた.池袋方はどうするのかと思っているのだが,いまのところ金網で仕切られていて,開放される様子はない.

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駅の北側,練馬方の退避線跡地は歩道として活用された.自転車が止められているラインが元の境界線.何年か経ったら“え~?江古田に退避線なんかあったの?”となるだろうほどに,痕跡は少ない.

さて,きのうの夜,西武鉄道では4月1日からの運転計画を発表した.
  それによれば,東京電力の電力供給事情次第で変更の可能性ありという条件つきではあるものの,平日は特急と秩父鉄道乗り入れを除く全列車が,平常のダイヤ で運転されるとのこと.土曜や休日は全体の列車本数は削減しつつも,特急が,池袋線ではすべて,新宿線では一部で運転が再開される.秩父鉄道への直通運転 は,残念ながら運休のままだが.
 関係者の皆さんのご努力とご苦労の賜物と思う.ただただ頭が下がるのみである.ありがとうございます.