CP+2011に行ってきた.といっても,なにそれといわれる読者も少なくないかもしれない.“一般社団法人カメラ映像機器工業会が主催するカメラ機材見本市”というのが,解りやすい説明だろうか.
この見本市,これまでにも案内をいただいていて,毎回,“是非”と思うのだけれど,なぜかスケジュールが合わず,観覧のチャンスを得られないでいた.
今年は,3月号の入稿を前日までに終わらせて,11日の朝からパシフィコ横浜を目指した.あいにくのミゾレ模様だったけれど,会場内は暖房だけではない熱気に包まれ,僕もその興奮に巻き込まれつつ,会場を一巡した.
その中から,僕が興味を持った出品物を,ご紹介しようと思う.だから,あくまでも“僕の”である.
まずは,昨年紹介したペンタックスの中判デジタルカメラ645Dのその後.交換レンズ開発のスケジュールが発表されていた.写真は,2012年発売予定の中望遠レンズ.2013年には30~70mmのズームレンズ,60~150mmぐらいの範囲のズームレンズが2014年に発売の予定だという.
タムロンの デジタル専用高倍率ズームレンズ.2008年に本誌でレポートしたのと同じ,18-270mm,F3.5~6.3というスペックは同じであるものの,駆動 モーターなど主要パーツの小型化によって,大幅な軽量小型化を実現した.僅かな時間の間にこれだけの進歩を見せたのは驚異といえよう.写真左が旧製品,右 が新製品.
ニコンか
らは,多数のコンパクトカメラが発表されていたが,その中で僕が興味を持ったのがP500というモデル.ニコンとしては久々の可動式ファインダーを備え
る.ズーム倍率36倍とか,マクロ1cmとか,僕のサブカメラとしての条件はほとんど満たしている.ただ,ファインダーが動く方向がもう少しあれば…….
そしてこのカメラはなんでしょう.ハッセルブラッドである.もちろんデジタル.H4Dというモデルだそうである.フィルム用ボディに装着できるデジタルパックも用意されている.