JR東日本の水素ハイブリッド電車FV-E991系の報道公開の様子をお伝えしたのは,2022年2月24日のここだった.
それから1年半.そのFV-E991系“HYBARI”のうち制御車のFV-E990-1が,東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホールでの“Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)”会場の一角に登場した.
これは10月28日から一般公開が始まる“JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー) 2023”への参加が目的.
このショーは,前回の2019年までは“東京モーターショー”の名前で開催されていた.その名の通り,自動車の一大展示会(見本市?)だったわけだが,今回からは“モビリティ=移動性,あるいは流動性を意味する英語)”と名前を変えて,自動車以外の乗り物全体のショーに変身したということである.
今回の全体テーマは“みんなで一緒に未来を考える場”.
このモビリティショーの事前案内では,早い時期からFV-E991系と思われる鉄道車輛が会場イメージ図に描かれていたものの,公式の発表はどこからも行なわれず.“ほんとかなぁ”と話題になったものである.
FV-E990-1の床下には燃料電池を取り付けているが,会場内での起動デモンストレーションなどは,さまざまな規制があって,残念ながら予定されていない.
会場ではピット線のような台座(?)に載せられているから,“真下から”とはいかないものの,台車を含む各床下機器を下から見上げることができる,絶好のチャンス!
さらに1輛だけだから,普段は見ることができない連結面妻板も“一望”!
なお,FV-E991系に使われている燃料電池は,トヨタ自動車の“MIRAI”用がベースになっている.このクルマも,お目に掛かるチャンスが少ない.起動時には蓄電池箱燃料電池機器箱の下面に切られたスリットから水蒸気が出てくる.
妻板の様子.東急車輛時代からの,総合車両製作所製電車の標準的な構成であることが判る.
中間側の台車TR919A.
ブレーキディスクは各軸2枚ずつ.
連日のように鶴見線で試運転を続けている“HYBARI”だが,遭遇するためには,それなりの“幸運”が必要のようである.間近にじっくり観察できるこのチャンスを,見逃す手はないだろう.
同じ西展示棟の4階には,関連部品メーカーなどの展示もある.照明の小糸製作所(鉄道部門はコイト電工だが)や日本精工(NSK)など僕たちにもなじみ深い名前も並んでいるから,見逃すわけにはいかない.
一般公開の会期は10月28日から11月5日まで.当日券は1人3,000円.高校生以下と保護者同伴の小学生以下は無料.日曜日以外の午後4時以降に入場するなら1,500円.詳しくはオフィシャルサイトをご覧いただきたい.
それから1年半.そのFV-E991系“HYBARI”のうち制御車のFV-E990-1が,東京ビッグサイトの西展示棟1・2ホールでの“Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)”会場の一角に登場した.
これは10月28日から一般公開が始まる“JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー) 2023”への参加が目的.
このショーは,前回の2019年までは“東京モーターショー”の名前で開催されていた.その名の通り,自動車の一大展示会(見本市?)だったわけだが,今回からは“モビリティ=移動性,あるいは流動性を意味する英語)”と名前を変えて,自動車以外の乗り物全体のショーに変身したということである.
今回の全体テーマは“みんなで一緒に未来を考える場”.
会場中央に鎮座したFV-E990-1.
このモビリティショーの事前案内では,早い時期からFV-E991系と思われる鉄道車輛が会場イメージ図に描かれていたものの,公式の発表はどこからも行なわれず.“ほんとかなぁ”と話題になったものである.
FV-E990-1の床下には燃料電池を取り付けているが,会場内での起動デモンストレーションなどは,さまざまな規制があって,残念ながら予定されていない.
会場ではピット線のような台座(?)に載せられているから,“真下から”とはいかないものの,台車を含む各床下機器を下から見上げることができる,絶好のチャンス!
さらに1輛だけだから,普段は見ることができない連結面妻板も“一望”!
なお,FV-E991系に使われている燃料電池は,トヨタ自動車の“MIRAI”用がベースになっている.このクルマも,お目に掛かるチャンスが少ない.起動時には
妻板の様子.東急車輛時代からの,総合車両製作所製電車の標準的な構成であることが判る.
中間側の台車TR919A.
ブレーキディスクは各軸2枚ずつ.
連日のように鶴見線で試運転を続けている“HYBARI”だが,遭遇するためには,それなりの“幸運”が必要のようである.間近にじっくり観察できるこのチャンスを,見逃す手はないだろう.
同じ西展示棟の4階には,関連部品メーカーなどの展示もある.照明の小糸製作所(鉄道部門はコイト電工だが)や日本精工(NSK)など僕たちにもなじみ深い名前も並んでいるから,見逃すわけにはいかない.
一般公開の会期は10月28日から11月5日まで.当日券は1人3,000円.高校生以下と保護者同伴の小学生以下は無料.日曜日以外の午後4時以降に入場するなら1,500円.詳しくはオフィシャルサイトをご覧いただきたい.
※2023.10.27:水蒸気発生場所訂正