雪が積もった2月以来,西武鉄道池袋線の電車には,目立った動きがなく……と思っていたのだけれど,実は先月の半ば,池添智和さんから新宿線方面からのお便りをいただいていたのである.
それを自分の目でも確かめたくて,うずうずしていたのだけれど,なんだかんだとまとまった時間が取れず,今年も年の初めは“いぬ,にげる,さる”であっという間に通り過ぎてしまった.
そのお便りというのは…….
2081の編成が6連化の上で新宿線方面に移動したされた.また,2079の編成は8輛のままで新宿線で走りはじめている.写真は小平駅に到着する2081編成.写真:池添智和
同じ頃,6000系の6105編成も新宿線所属となったそうである.例によって運転席頭上のモニターが撤去されているとのこと.
西武新宿行き急行として田無駅を発車する6105編成.写真:池添智和
この移動によって,6000系の若番は最初の2編成を含めて6103~6106,そして6108編成の7本が新宿線配置となったわけである.道理でこのところ,6000系の姿を見掛けないわけである.特に地下鉄直通列車は40000系ロングシート仕様に出会うことが増えたような気がしていたのは,気がしていただけではなかったのだ.納得.池袋線に残っている6107編成も運転室のモニターが取りはずされているから,最終的には転属するのだろうか.
池添さんは,新宿線6000系について,種別表示が変更されていることもお知らせくださった.
列車種別の文字に黒い縁取りがある.写真は6104で,6103も同様とのこと.なおこれは6101,6102編成と同じ様式だそうである.
そんなこんな,仕事の段取りを考えながら電車を待っていたら,この数日,ちょっと面持ちの変わった6000系を目にするようになった.考え事をしながら目の前を通過して行くのを眺めているだけだから,どこが?というのがよく判らなかった.そこで,今日の午後,駅前の銀行へ行く用事の前後に少し時間をとって,いつもの場所で6000系を待ち構えてみた.その結果はといえば…….
6115編成.どこも変化した様子はない.見慣れた6000系であった.
待つこと30分.次に現われた6000系はアルミ合金製の6157編成.あれ?貫通扉が.
3本目の6000系は6151編成だった.あれぇぇ?
貫通扉窓の上辺が黄色い.なにかを識別する必要ができたのだろう.
6000系で識別マークといえば,有楽町線への糊入れが始まって間もない頃,スカートに大きな“S”の字が貼られていたことがある.短い期間のうちに消えてしまったから,残念ながら写真は取りそこねているはずなのだが.大きな“S”がふたつも貼られていたのだから,網膜にはしっかりと焼き付けられている.
どうにも気になって,夕方,今度は優等列車が停まる練馬駅に出掛けてみた.
ステンレス鋼の6111編成である.こちらも見慣れた6000系であった.
運転台.これもいつも通りの風景である.
次に登場したのは,昼間も見掛けた6157編成.停車後に後部運転台を覗いてみたら……
速度計下の番号プレート右側に,黄色いテープが2本.最初の1本には“VVVF更新車(東芝)とある.その右は“地下鉄非対応車”.なんと.
貫通扉窓の黄色は,やはり非乗り入れ車識別用だったか!
でも,モニターは外されていない.もしかして臨時で乗り入れ非対応にしたのか?
ますます疑問は深まる.そこで,石神井公園へ移動して,もしも6000系が現われたら練馬まで乗ってみれば,走行中にさらに観察できるだろう…….
現われた6152編成.外観に変化はない.黄色テープが貼られている
でもそして,黄色いテープに“地下鉄非対応車”とある.そしてモニターは残っている.
もうちょっと待ってみようと練馬まで乗って行くのは取り止めて…….
6155編成.これも窓に黄色はない.
しかし,通過列車の貫通扉窓上辺を見つめ続けるというのは,動体視力が問われる趣味となりそうだ.
それを自分の目でも確かめたくて,うずうずしていたのだけれど,なんだかんだとまとまった時間が取れず,今年も年の初めは“いぬ,にげる,さる”であっという間に通り過ぎてしまった.
そのお便りというのは…….
2081の編成が6連化
同じ頃,6000系の6105編成も新宿線所属となったそうである.例によって運転席頭上のモニターが撤去されているとのこと.
西武新宿行き急行として田無駅を発車する6105編成.写真:池添智和
この移動によって,6000系の若番は最初の2編成を含めて6103~6106,そして6108編成の7本が新宿線配置となったわけである.道理でこのところ,6000系の姿を見掛けないわけである.特に地下鉄直通列車は40000系ロングシート仕様に出会うことが増えたような気がしていたのは,気がしていただけではなかったのだ.納得.池袋線に残っている6107編成も運転室のモニターが取りはずされているから,最終的には転属するのだろうか.
池添さんは,新宿線6000系について,種別表示が変更されていることもお知らせくださった.
列車種別の文字に黒い縁取りがある.写真は6104で,6103も同様とのこと.なおこれは6101,6102編成と同じ様式だそうである.
そんなこんな,仕事の段取りを考えながら電車を待っていたら,この数日,ちょっと面持ちの変わった6000系を目にするようになった.考え事をしながら目の前を通過して行くのを眺めているだけだから,どこが?というのがよく判らなかった.そこで,今日の午後,駅前の銀行へ行く用事の前後に少し時間をとって,いつもの場所で6000系を待ち構えてみた.その結果はといえば…….
6115編成.どこも変化した様子はない.見慣れた6000系であった.
待つこと30分.次に現われた6000系はアルミ合金製の6157編成.あれ?貫通扉が.
3本目の6000系は6151編成だった.あれぇぇ?
貫通扉窓の上辺が黄色い.なにかを識別する必要ができたのだろう.
6000系で識別マークといえば,有楽町線への糊入れが始まって間もない頃,スカートに大きな“S”の字が貼られていたことがある.短い期間のうちに消えてしまったから,残念ながら写真は取りそこねているはずなのだが.大きな“S”がふたつも貼られていたのだから,網膜にはしっかりと焼き付けられている.
どうにも気になって,夕方,今度は優等列車が停まる練馬駅に出掛けてみた.
ステンレス鋼の6111編成である.こちらも見慣れた6000系であった.
運転台.これもいつも通りの風景である.
次に登場したのは,昼間も見掛けた6157編成.停車後に後部運転台を覗いてみたら……
速度計下の番号プレート右側に,黄色いテープが2本.最初の1本には“VVVF更新車(東芝)とある.その右は“地下鉄非対応車”.なんと.
貫通扉窓の黄色は,やはり非乗り入れ車識別用だったか!
でも,モニターは外されていない.もしかして臨時で乗り入れ非対応にしたのか?
ますます疑問は深まる.そこで,石神井公園へ移動して,もしも6000系が現われたら練馬まで乗ってみれば,走行中にさらに観察できるだろう…….
現われた6152編成.
もうちょっと待ってみようと練馬まで乗って行くのは取り止めて…….
6155編成.これも窓に黄色はない.
でも,非対応車.
はてさて.しかし,通過列車の貫通扉窓上辺を見つめ続けるというのは,動体視力が問われる趣味となりそうだ.
※2024.04.06:2000系に関する写真説明訂正
※2024.04.24:6152編成の説明訂正