先週のここで“2000系にばかり気を取られていたら”と記した途端,その2000系に新たな動きが起こった.
 たまたま同じ日に西武鉄道から“旧西武鉄道「2色塗り(黄色と茶色)」復刻ラッピング車両が登場”という発表があったのだ.

横瀬に保存されている初代501系(のちの351系)に再現されている“金太郎塗り”を池袋線配置の2000系に施そうという企画.リリースに添えられたイメージ図では先頭車の運転室部分がラッピングされるらしい.
 ではそれはいつお目見え?……4月27日から当面の間で,施工されるのは2071編成なのだそうだ.

さてではいつ出逢えるだろうか……4月30日の昼前に姿を現した.
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銀行へ行く途上に寄り道していつもの場所にたどり着いたら,間髪入れず登場した2071編成である.つつじが満開!
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振り向いて池袋方先頭車の2072.なんだかちょっとピントが甘いような気もするが,ご勘弁を.

なおこの編成,他のラッピング編成とともに,スマートフォンの“西武線アプリ”の中の“列車走行位置”では特別なアイコンで表示されるから,運転されていれば,そしてスマートフォンを持っていれば,即座に追い掛けが可能となる.

“ピントが甘い”といえば,先週のここでお目に掛けた写真のうち,池袋線ステンレス鋼製6107編成の黄色表示がよく見えないじゃないかというご指摘をいただいた.そこで石神井公園に出掛けたついでに,ちょっと待ってみたら姿を見せてくれた.
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これで間違いなく確認していただけるだろう.
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ついでに?飯能方から2輛目である6207に移動した弱冷房車の表示も再確認.


さてでは移動しようかとホームを移ったら,久し振りに東急電鉄5050系5177編成がやってきた(いや,僕が遭遇しなかっただけ).
 で,サハ5577の床下の装置箱を見ようと思ったら……
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きれいさっぱり,姿を消していた.台車の横には白くて目立つ円筒形のデータデポが取り付けられていたのだが.

この編成,石神井公園折り返し運用だったので,反対側を確認すべく,しばし滞在時間を延長する羽目となった.
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反対側(池袋線での南側).こちらも,なにもない.

この編成のことを最初に紹介したのは2017年1月5日のここだった.その時にはまだ出来上がったばかりで,装置の追加はなかった.発見したのは9月14日

取り付けから撤去まで7年という時間が流れたわけである.なんらかの方式による検測装置の長期試験だったのだろう.


ということで,今週もまた,“前橋往来見聞記”を書くことが,できなかった.

※2024.05.04:タイトルの6000系編成番号を6017から6107に修正しました.