山手線渋谷駅とその周辺の改造工事のことは,何度も,数えきれないほどに記してきた僕である.ざっと検索してみたところでは,2016年7月7日であるようだ.その時の話題は東横線地上ホーム跡地や地下鉄銀座線渋谷駅の工事状況などが中心で,山手線関連は地下鉄連絡跨線橋の桁のことだった.山手線と山手貨物線のことが中心となるのは2年後の2018年5月31日のことだった.
 山手貨物線ホームが元の貨物扱い所付近から北へ移動したことは2020年6月4日にレポートした.その中で触れているのが新南改札のこと.旧ホームが単なる通路となっていること.
 それから4年が経ったこの春,JR東日本東急などが推進している再開発の進展に伴って,新南改札が移動する日程が7月21日と発表された.
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その翌日,7月22日の旧新南改札(ややこしい)付近跨線橋の様子である.埼京線電車が通過しているところが,旧貨物線ホーム.新しい新南改札がどこにあるのかといえば,画面左側の通路経由で真新しいビルの中を通過して……その先である.

そしてその2ヵ月半前の5月1日の新南改札付近の様子……
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“すぐそばを電車が行き交う,とても楽しい通路である.でも,きっと壁で覆われてしまうのだろう.”と記した旧山手貨物線ホーム.結局は壁で覆われることなく,廃止の日を迎えることになった.5月1日の状況である.
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改札口の内側から外(新南口)を見る.ここの改札外通路が仮囲いで覆われてしまっていた.
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“改札直結”がウリだったホテルメッツ渋谷のエントランス.さてどうなるのだろうか.この時点でもまだ,僕には新レイアウトの様子を想像することができなかった.
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冒頭の写真から100メートルほど北上して振り返ったところ.画面左端の小窓が並ぶ建物がホテルメッツ.その右手に見えるのが旧新南改札の建物とホームへの階段ということになる.階段は冒頭の写真にも写っている.
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ホテルメッツの入り口.“改札直結”ではなくなった…….


では,新新南改札はといえば……
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まだ壁面は仮囲いで柱や上屋も仮設状態…….
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でも階段を下りて振り返ってみれば……とてつもなく立派な大階段.ビルの名前は渋谷ストリームというのだそうだ.元の東急東横線線路敷に建てられている…….
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一方,線路の西側は飲食店街が一括で再開発され,このあたりの町名が“桜丘”であることにちなんで,渋谷サクラステージと名付けられた.

これまでは東西の駅前広場周辺にばかり目を向けていた僕だけれど,南側から恵比須にかけても,このように変貌しているということは…….どうなっていくのだろうか渋谷.