“旧”といっても,廃止になったわけではない.ここから先の北陸本線は新会社ハピラインふくいに承継されたけれど,小浜線はもちろんのこと,米原からここまでは歴としたJR西日本の路線である.
前々回のここでご紹介した交流電化発祥の碑と29600の動輪を観察し,駅前広場を一回りした後は,まず1階に設置されている土産物店の探検に向かった.
駅本屋の入口に掲げられた,JR西日本とハピラインふくいのロゴマーク.
駅本屋にはORUPARKと名付けられたスペースがあり,その1階にコンビニや土産物店,蕎麦とうどんの店が展開していた.レンタサイクルもあるようだ.敦賀港へ……と考えなくもなかったが,あいにくの雨模様.次回へのお楽しみとなった.
ロータリーをぐるっと周回して駅へ戻る途中で見つけたのが,駅の東西を結ぶバスの乗り場.そういえばコンコースに“西口”とあったのだから,東口があっても不思議ではない.かつては街並みがなかったような気がするが,改札を作るほどに発展したのか,それともこれから開発するのか.実地検分は次の機会になりそうだが.画面語句のガラス張りのスペースが,ORUPARKである.
ぐるっと店内を巡って買い求めたのは,地元敦賀の駅弁屋さんである塩荘が作る鯛の鮨とビールとおつまみ…….弁当用の飲み物は金沢で買おうと,金沢で列車を乗り換える行程にしていた…….
別の棚で目に入ったのが,“ふくいサーモン”.のクリームチーズディップ.トーストや野菜などのスティックに合わせて…….写真は帰宅後の撮影である.
製造している会社の所在地は石川県だった.しかし,サーモン(ニジマス)そのものは,福井県の大野周辺で育てたのちに,若狭湾各地の海に放って養殖しているのだそうだ……という蘊蓄は,もちろん帰宅してから調べて知ったことである.
というところで,在来線ホームへ…….
改札を出る前に撮影しておいた在来線ホーム.大きくカーブした,長い長いホームは往年のまま.後ろにそびえるのが高さ37mだという(どの位置の寸法だろうか)新幹線ホーム.そのホームが途切れた先の高架下辺りが,もとの第一機関区に当たるのだろうか.
そして買い物袋を抱えて戻ってきたら,7番線にピンクの電車が見えた.初めて見るハピラインふくいの521系電車である.スカートにはHF03という編成番号が,車体裾には29という車号が記されている.
ということは,金沢地区の旧形電車を置き替えるために新造されたグループの一員ということになるだろうか.
……懐かしの475系……大雨の早朝にネガカラーで真横や屋根上の撮影に奔走した記憶がよみがえってきた.2006年春のこと.記事化は2006年7月号(通巻379号)だった.
その福井行きが16時6分に発車してほどなく,5番線に新快速電車が到着した.折り返しは16時20分発の網干行き.湖西線経由である.
車輛は223系でV14という編成番号が記されている.かつては直流車輛を寄せ付けなかった北陸本線の敦賀に,純粋の直流電車が,当たり前のように停車している.…….あ,小浜線も直流電化ではあるが.
さて,いよいよ連絡改札口を通って新幹線駅へ.
その途中,さきほどと同じ連絡跨線橋から見下ろした在来線の留置設備.主に特急の折り返し整備などを行なっているのだろうか.客扱いホームは新幹線高架の直下,画面右側,31番線から34番線まで.このあたりの線路配置は,ちょっとみただけではよくわからない.
コンコースには大きな店舗があって,ここでも土産物などを購入することができる.車内販売は行なわれてはいるが,ここでならゆっくり好みのものを仕入れることができるわけだ.
そしてさきほどのコンコースを逆方向に進んで新幹線ホームへ.エレベーターやエスカレーターは数えきれないほど設置されているし,通路は広いし,案内看板も随所に立てられているから,“迷う”という心配はなさそう.問題になるとすれば,混雑時の“渋滞”だろうか”.
そしてようやくたどり着いた新幹線ホーム.差し当たって13-14番線に上がってみたら,折りしも12番線に列車が到着した.
13番線ホームから見た京都方.本線は2本とも行き止まりで,その先にはコンクリートの擁壁がある.では,前回見掛けた車両基地への出入りは?……と思って目を凝らしてみたら,画面左側への渡り線が見える.画面右端,11番線は行き止まりのようである.
この擁壁,コンクリート製とはいえ,簡単に撤去することができる構造にはなっている.ルートが決まり,資金の目処さえつけばいつでも着工できるようにはなっている.さて,その時期は?
またもや長くなってしまった.乗車してからのお話は,また次回(来週とは限らない)のお楽しみ!
前々回のここでご紹介した交流電化発祥の碑と29600の動輪を観察し,駅前広場を一回りした後は,まず1階に設置されている土産物店の探検に向かった.
駅本屋の入口に掲げられた,JR西日本とハピラインふくいのロゴマーク.
駅本屋にはORUPARKと名付けられたスペースがあり,その1階にコンビニや土産物店,蕎麦とうどんの店が展開していた.レンタサイクルもあるようだ.敦賀港へ……と考えなくもなかったが,あいにくの雨模様.次回へのお楽しみとなった.
ロータリーをぐるっと周回して駅へ戻る途中で見つけたのが,駅の東西を結ぶバスの乗り場.そういえばコンコースに“西口”とあったのだから,東口があっても不思議ではない.かつては街並みがなかったような気がするが,改札を作るほどに発展したのか,それともこれから開発するのか.実地検分は次の機会になりそうだが.画面語句のガラス張りのスペースが,ORUPARKである.
ぐるっと店内を巡って買い求めたのは,地元敦賀の駅弁屋さんである塩荘が作る鯛の鮨とビールとおつまみ…….弁当用の飲み物は金沢で買おうと,金沢で列車を乗り換える行程にしていた…….
別の棚で目に入ったのが,“ふくいサーモン”.のクリームチーズディップ.トーストや野菜などのスティックに合わせて…….写真は帰宅後の撮影である.
製造している会社の所在地は石川県だった.しかし,サーモン(ニジマス)そのものは,福井県の大野周辺で育てたのちに,若狭湾各地の海に放って養殖しているのだそうだ……という蘊蓄は,もちろん帰宅してから調べて知ったことである.
というところで,在来線ホームへ…….
改札を出る前に撮影しておいた在来線ホーム.大きくカーブした,長い長いホームは往年のまま.後ろにそびえるのが高さ37mだという(どの位置の寸法だろうか)新幹線ホーム.そのホームが途切れた先の高架下辺りが,もとの第一機関区に当たるのだろうか.
そして買い物袋を抱えて戻ってきたら,7番線にピンクの電車が見えた.初めて見るハピラインふくいの521系電車である.スカートにはHF03という編成番号が,車体裾には29という車号が記されている.
ということは,金沢地区の旧形電車を置き替えるために新造されたグループの一員ということになるだろうか.
……懐かしの475系……大雨の早朝にネガカラーで真横や屋根上の撮影に奔走した記憶がよみがえってきた.2006年春のこと.記事化は2006年7月号(通巻379号)だった.
その福井行きが16時6分に発車してほどなく,5番線に新快速電車が到着した.折り返しは16時20分発の網干行き.湖西線経由である.
車輛は223系でV14という編成番号が記されている.かつては直流車輛を寄せ付けなかった北陸本線の敦賀に,純粋の直流電車が,当たり前のように停車している.…….あ,小浜線も直流電化ではあるが.
さて,いよいよ連絡改札口を通って新幹線駅へ.
その途中,さきほどと同じ連絡跨線橋から見下ろした在来線の留置設備.主に特急の折り返し整備などを行なっているのだろうか.客扱いホームは新幹線高架の直下,画面右側,31番線から34番線まで.このあたりの線路配置は,ちょっとみただけではよくわからない.
コンコースには大きな店舗があって,ここでも土産物などを購入することができる.車内販売は行なわれてはいるが,ここでならゆっくり好みのものを仕入れることができるわけだ.
そしてさきほどのコンコースを逆方向に進んで新幹線ホームへ.エレベーターやエスカレーターは数えきれないほど設置されているし,通路は広いし,案内看板も随所に立てられているから,“迷う”という心配はなさそう.問題になるとすれば,混雑時の“渋滞”だろうか”.
そしてようやくたどり着いた新幹線ホーム.差し当たって13-14番線に上がってみたら,折りしも12番線に列車が到着した.
13番線ホームから見た京都方.本線は2本とも行き止まりで,その先にはコンクリートの擁壁がある.では,前回見掛けた車両基地への出入りは?……と思って目を凝らしてみたら,画面左側への渡り線が見える.画面右端,11番線は行き止まりのようである.
この擁壁,コンクリート製とはいえ,簡単に撤去することができる構造にはなっている.ルートが決まり,資金の目処さえつけばいつでも着工できるようにはなっている.さて,その時期は?
またもや長くなってしまった.乗車してからのお話は,また次回(来週とは限らない)のお楽しみ!