1月18日の土曜日,阪急電鉄宝塚線の平井車庫で最新鋭2000系電車が披露された.
この電車は,昨年7月にデビューした京都線2300系の姉妹車である.
それは10年前にお目お目見えした京都線1300系と神戸線・宝塚線1000系と同じ関係である.しかし今回は2300系がセミクロスシート+有料座席指定車“PRiVACE”という“優等車”であるのに対して2000系はオールロングシートであるという,大きな違いがある.
現車は昨年秋のうちに日立製作所から正雀の車庫に到着していた.それはとれいん2024年12月号の“いちぶんのいち情報室”で,茂野智行さんのからいただいた写真によってお伝えした.“昼間の試運転はいつから?”“報道公開は年明けか?”など,期待と不安の入り混じった気持ちのまま年越しとなり,さぁて,と思っていたら,仕事はじめから間もない9日に“内示”があり,連休明けの15日に1月18日の午後に平井車庫での開催が確定した.幸いにして月刊誌の締切と締切の間であり,レイルもNo.133の発売を待つばかりの時期だったから“それっ”と駆けつけることができた,ひとつだけ残念だったのは,18日の前後には昼間の本線での試運転が予定されておらず,走っている姿を確かめることができなかったこと.
さてその1月18日は,家を出る時点ではとても寒かったし,途中の静岡県内では雲が多くて,ちょっと心配ではあったものの,大阪に着いたら,“快晴”.
ご覧の通り,一点の曇りもない青い空が広がった.加えて,申し分のないセッティングによって,何の障害物もなく,のびのびと撮影することができたのだった.実は平井の車庫での撮影は初めて……どころか,敷地に入るのも初めてなので,どんな状況なのか,大いに心配していた.けれどそれらは全て杞憂となった.広報,車両部,そしてなにより平井車庫の皆さんに心から感謝である.
側面は,実際には扉間1枚窓ながら“伝統”の3枚に見せるデザイン力に感服.京都線6300系辺りで始まった肩部のアイボリー塗装も今やすっかり定着した.
床下に目を遣れば,神戸線,宝塚線伝統の東芝製主制御装置が東側に見える.1000系と同様の永久磁石同期電動機を組み合わせたPMSM制御方式である.
補助電源装置は東洋電機製造製が西側床下に,電動空気圧縮機は三菱製が東側に取り付けられている.
客室全景.袖仕切りは大形ながら上部2/3をガラス製とすることで明るさを確保する一方.,中間の仕切りに握り棒(縦手摺)を設置しているのが特徴.
大阪梅田方から見た編成全体.編成順序は大阪梅田方からTc2000形2000(Tc),M2500形2500(M),M2600形2600(M'),T2050形2050(T),T2050形2150(T),M2500形2550(M),M2600形2650(M'),そしてTc2000形2100(Tc)という順である.
これらのうち,パンタグラフと主制御装置はM2500形2500と2550に,補助電源装置はM2600形2600と2650に,電動空気圧縮機は両先頭車Tc2000形2000と2100に取り付けている.
営業運転開始は2月24日の予定である.
さて,その次の週末,1月24日の午前には,宗吾参道車庫で京成電鉄3200形のお披露目が催された.
このブログでは甲種輸送中の姿を7月18日付のここでお目に掛けた.
そして本台車を履いて編成を組んだ3200形である.
編成順は京成上野方から3204,3203,3202,3201,3206,3205であった.このうち京成上野片に運転室があるのが偶数車3204と3206.成田空港方に運転室があるのが3205,3201.3203と3202は中間車.
一般的には3204~3201の4輛が基本で3206と3205が附属編成ということになるのだが,京成電鉄ではこれらを柔軟に組み合わせて4輛から8輛まで,さまざまなバリエーションでの運用を考えているのだという.それによって予備車を削減することができなど,大きなメリットがあるのだという.
今回落成した6輛は,ずべて電動車.しかし3203と3201,3205は京成上野方台車を付随台車として出力過大(?)とならないように考慮されている.
パンタグラフは3203と3206の京成上野方に1基ずつ搭載している.
左が3201,右が3206.昔はこういう組み方を各地で見たよなぁと,ちょっと感慨に浸ってしまった.3206は運転室がないけれども連結器は通常の密連で,自動電気連結器も備えている.それだけフレキシブルな運用を考えているのだろう.3206の台車が付随台車FS585T.

この電車の車内で最大の?見どころかもしれない.運転室を貫通路までの幅に収めることができず,このようにカーブを描いた通路となった.運転室同士が連結されるとS字カーブとなる.
客室全景.腰掛の表地はソメイヨシノ柄.一般部が青が基調,優先席は朱が基調となっている.床面は紺一色だが,通路部は灰色の四角いドットが配されている.
こちらは2月22日から営業運転を開始すると発表された!
どちらも待ち遠しいわけだが,この春は,まだまだ新形車の発表が続きそうである.さて,どうなりますことやら.
この電車は,昨年7月にデビューした京都線2300系の姉妹車である.
それは10年前にお目お目見えした京都線1300系と神戸線・宝塚線1000系と同じ関係である.しかし今回は2300系がセミクロスシート+有料座席指定車“PRiVACE”という“優等車”であるのに対して2000系はオールロングシートであるという,大きな違いがある.
現車は昨年秋のうちに日立製作所から正雀の車庫に到着していた.それはとれいん2024年12月号の“いちぶんのいち情報室”で,茂野智行さんのからいただいた写真によってお伝えした.“昼間の試運転はいつから?”“報道公開は年明けか?”など,期待と不安の入り混じった気持ちのまま年越しとなり,さぁて,と思っていたら,仕事はじめから間もない9日に“内示”があり,連休明けの15日に1月18日の午後に平井車庫での開催が確定した.幸いにして月刊誌の締切と締切の間であり,レイルもNo.133の発売を待つばかりの時期だったから“それっ”と駆けつけることができた,ひとつだけ残念だったのは,18日の前後には昼間の本線での試運転が予定されておらず,走っている姿を確かめることができなかったこと.
さてその1月18日は,家を出る時点ではとても寒かったし,途中の静岡県内では雲が多くて,ちょっと心配ではあったものの,大阪に着いたら,“快晴”.
ご覧の通り,一点の曇りもない青い空が広がった.加えて,申し分のないセッティングによって,何の障害物もなく,のびのびと撮影することができたのだった.実は平井の車庫での撮影は初めて……どころか,敷地に入るのも初めてなので,どんな状況なのか,大いに心配していた.けれどそれらは全て杞憂となった.広報,車両部,そしてなにより平井車庫の皆さんに心から感謝である.
側面は,実際には扉間1枚窓ながら“伝統”の3枚に見せるデザイン力に感服.京都線6300系辺りで始まった肩部のアイボリー塗装も今やすっかり定着した.
床下に目を遣れば,神戸線,宝塚線伝統の東芝製主制御装置が東側に見える.1000系と同様の永久磁石同期電動機を組み合わせたPMSM制御方式である.
補助電源装置は東洋電機製造製が西側床下に,電動空気圧縮機は三菱製が東側に取り付けられている.
客室全景.袖仕切りは大形ながら上部2/3をガラス製とすることで明るさを確保する一方.,中間の仕切りに握り棒(縦手摺)を設置しているのが特徴.
大阪梅田方から見た編成全体.編成順序は大阪梅田方からTc2000形2000(Tc),M2500形2500(M),M2600形2600(M'),T2050形2050(T),T2050形2150(T),M2500形2550(M),M2600形2650(M'),そしてTc2000形2100(Tc)という順である.
これらのうち,パンタグラフと主制御装置はM2500形2500と2550に,補助電源装置はM2600形2600と2650に,電動空気圧縮機は両先頭車Tc2000形2000と2100に取り付けている.
営業運転開始は2月24日の予定である.
さて,その次の週末,1月24日の午前には,宗吾参道車庫で京成電鉄3200形のお披露目が催された.
このブログでは甲種輸送中の姿を7月18日付のここでお目に掛けた.
そして本台車を履いて編成を組んだ3200形である.
編成順は京成上野方から3204,3203,3202,3201,3206,3205であった.このうち京成上野片に運転室があるのが偶数車3204と3206.成田空港方に運転室があるのが3205,3201.3203と3202は中間車.
一般的には3204~3201の4輛が基本で3206と3205が附属編成ということになるのだが,京成電鉄ではこれらを柔軟に組み合わせて4輛から8輛まで,さまざまなバリエーションでの運用を考えているのだという.それによって予備車を削減することができなど,大きなメリットがあるのだという.
今回落成した6輛は,ずべて電動車.しかし3203と3201,3205は京成上野方台車を付随台車として出力過大(?)とならないように考慮されている.
パンタグラフは3203と3206の京成上野方に1基ずつ搭載している.
左が3201,右が3206.昔はこういう組み方を各地で見たよなぁと,ちょっと感慨に浸ってしまった.3206は運転室がないけれども連結器は通常の密連で,自動電気連結器も備えている.それだけフレキシブルな運用を考えているのだろう.3206の台車が付随台車FS585T.

客室全景.腰掛の表地はソメイヨシノ柄.一般部が青が基調,優先席は朱が基調となっている.床面は紺一色だが,通路部は灰色の四角いドットが配されている.
こちらは2月22日から営業運転を開始すると発表された!
どちらも待ち遠しいわけだが,この春は,まだまだ新形車の発表が続きそうである.さて,どうなりますことやら.