8月21日付のここ西武鉄道のサステナ車輛第2弾としての東急電鉄9000系が西武鉄道入りしたことをお伝えした.
 ただし,そのエントリでは,いろいろな都合により小手指到着はおろか,新秋津での受け渡しも見ることができなくて,“くやしい”で締めくくられていた.

長く暑かった夏も,さすがに終わりをつげ,それどころか一気に冬の兆しを感じさせる日もある……木枯らし一号も吹いたし……,今日この頃.“八王子に東急9000系がいる”との報せを聞いたものだから,相変わらず忙中閑はないにもかかわらず,朝から沿線に出掛けてしまった.11月14日のことである.

待ち構えたのは西国分寺駅の武蔵野線府中本町方面行きホーム.なんだか怪しいなぁと思っていたら,案の定,電車と被ってしまった.
8HA_3464
でも,そこは転んでもただでは起きない(!!).目的も機関車ではなくて,こっちの電車であるわけだし,
8HB_3409
牽引機と電車の位置関係はご覧の通り.絶体絶命であること,ご理解いただけよう.しかしホーム上の同好の士は冷静で,みんなでなかよく場所を譲り合っていた.

通過中に9000系を観察していて気づいたのは,機関車のすぐ後ろの4輛である9005編成の床下機器が,なにやら手を入れられている様子であること.
 しかし主制御装置などは見えなかったから,新秋津か小手指では反対側を見る必要がありそうだ…….
8HA_3552
新秋津はご覧の通り.フェンス沿い歩いていったら,真新しい灰色の箱がいくつも見えた.けれど,近づくことはできないから,小手指着に賭けるしかなさそうだ.ちなみに屋根上は東急のまま.

もうひとつ気づいたこと,それは床下機器が改造されている9005編成は,一部の大井町線ステッカーや側面車号,東急のマークが剥がされていること.そして側扉に半自動扱いスイッチが新設されていること,もう1本の9012編成はそのままであった.

そしてやってきました小手指駅.
 小田急から8000形がやってきた時は陸橋の上から屋根上観察に勤しんだが,今回は地上.飯能方面行き電車と重ならないか,ちょっと心配ではあったが,なんとなく大丈夫だろうと.根拠はない.
8HA_3816
101系263編成が9000系8輛を従えての車両基地入り.晩秋の済んだ光が……肝心の9000系がマンションの陰になってしまったのはご愛敬.
8HA_3827
1輛目.7100形になるだろう車両は,運転室横のATS関連箱が新品.日立製であると銘板から知ることができる.
8HA_3835
2輛目には東洋電機製造の銘板下にSIV装置という文字が見えた.
8HA_3838
そして3輛目には,やはり東洋電機製造の銘板とともにVVVF装置の文字が.

これまでの西武に,東洋電機製造の主制御装置を採用した電車って,あったっけ?
なにやら深慮遠謀……?いや,日本語が変だ.正式発表を待とう!
8HA_3864
そうして堂々たる12輛編成の回送列車は,しずしずと車両基地の中へ吸い込まれていった.今度はマンションではなく,陸橋の陰になってしまった.くやしい.……いや,手前の影が陸橋のもので,やっぱり別のマンションの影だ.でも,どっちにしても悔しい(2025.11.20追記)

なお,数日を経ないうちに,素の状態で到着した9012編成は武蔵丘の工場へと移動したようである.

ますます正式発表が待ち遠しい!