2025年8月7日付のここで途中経過をレポートした,東京・清瀬市の中央公園に移設の元JR東日本“夢空間”客車2輛,オハフ25 901とオシ25 901である.
半年前は,前回のレポートでご覧の通り,内装は全部剥がされて骨組露出状態だったし,外装も,全体塗装が終わってストライプなどの貼り付け工事が真っ盛りだった.
その後,現地へ赴くチャンスに恵まれず,様子が気に掛かっていたところ,清瀬市から“2月10日に鉄道趣味メディア向けの特別報道公開を実施します”との案内をいただいたものだから,3月号締め切りの日にも関わらず,その場で申し込んでしまった僕である.
立派な上屋と見学用のプラットホームが新調された.晴れれば午後の光線に車体が輝くはずだという.
細部ディテールまでオリジナルに忠実に再現された,その一部.
さて室内.紹介し始めるときりがないのだけれど,まずはオシ25 901のメインダイニング.
なお,室内はこの日の公開に際して特別に見せていただいたもので,通常はプラットホームからの観察となる.
前回レポートの,ほぼ同じアングルから撮影した写真を見比べる……までもない.30余年前に桜木町駅前広場で初めて車内を見学した時の記憶が,完全に蘇った.
厨房は,今後の実用……春頃から,隣接する複合施設との連携による飲食の提供などが予定されている……に備えて耐久性や安全性などを考慮して構造などに制約を受けているが,保存を両立させた仕上がりとなっている.
個室.車窓には現在育成中の,芝生の広場が拡がる.たとえ走っていなくても,ここでゆったり食事ができたら,とても気分がよさそう.
そしてオハフ25 901のラウンジ.
“新車”である.自動ピアノも,ちゃんと音楽を演奏してくれる.随所に仕込まれた,鉄道車輛では考えられない構造と仕掛けも,見事に整備された.バーカウンターの天井に吊られたたくさんの各種グラスが圧巻.修理用部品が欠品で,どのように復活させようか悩みの種だった冷蔵庫が,最終的にどのような対応となったのかは,聞き損ねた.

トイレ.クロスを使った大理石模様の床面も,本当にきれいに整備された.
車掌室には“ハイケンスのセレナーデ”を奏でるチャイムが,往年のままに備えられている.これの修復も,さぞや大変だったことだろう.
隣接するテラスから見下ろしたオシ25 901.手前の広場へは,芝生の養生が終わる7月末頃から立ち入りることができる見込みである.
は時計が取り付けられている.日没から23時まではプラットホーム周辺の照明が点る.またオシ25の端には発車合図のスイッチも設けられている.
これら修復作業の様子は,この公園から歩いて20分ほどの清瀬市郷土博物館で,2月1日(日)から3月15日(日)まで開催の,“寝台列車今昔物語”と題した特別展の中で展示されている.
整備に際して剥離した車体塗装の一部も保存されていた.
清瀬市郷土博物館
開館時間:9時~17時
休 館 日:毎週月曜日 (祝日の場合はその翌日),12月29日から1月3日まで
入 場 料:無料 (企画展、特別展は有料の場合あり)
住 所:〒204-0013 東京都清瀬市上清戸2-6-41
TEL・FAX:042-493-8585 / FAX:042-493-8808
半年前は,前回のレポートでご覧の通り,内装は全部剥がされて骨組露出状態だったし,外装も,全体塗装が終わってストライプなどの貼り付け工事が真っ盛りだった.
その後,現地へ赴くチャンスに恵まれず,様子が気に掛かっていたところ,清瀬市から“2月10日に鉄道趣味メディア向けの特別報道公開を実施します”との案内をいただいたものだから,3月号締め切りの日にも関わらず,その場で申し込んでしまった僕である.
立派な上屋と見学用のプラットホームが新調された.晴れれば午後の光線に車体が輝くはずだという.
細部ディテールまでオリジナルに忠実に再現された,その一部.
さて室内.紹介し始めるときりがないのだけれど,まずはオシ25 901のメインダイニング.
なお,室内はこの日の公開に際して特別に見せていただいたもので,通常はプラットホームからの観察となる.
前回レポートの,ほぼ同じアングルから撮影した写真を見比べる……までもない.30余年前に桜木町駅前広場で初めて車内を見学した時の記憶が,完全に蘇った.
厨房は,今後の実用……春頃から,隣接する複合施設との連携による飲食の提供などが予定されている……に備えて耐久性や安全性などを考慮して構造などに制約を受けているが,保存を両立させた仕上がりとなっている.
個室.車窓には現在育成中の,芝生の広場が拡がる.たとえ走っていなくても,ここでゆったり食事ができたら,とても気分がよさそう.
そしてオハフ25 901のラウンジ.
“新車”である.自動ピアノも,ちゃんと音楽を演奏してくれる.随所に仕込まれた,鉄道車輛では考えられない構造と仕掛けも,見事に整備された.バーカウンターの天井に吊られたたくさんの各種グラスが圧巻.修理用部品が欠品で,どのように復活させようか悩みの種だった冷蔵庫が,最終的にどのような対応となったのかは,聞き損ねた.

車掌室には“ハイケンスのセレナーデ”を奏でるチャイムが,往年のままに備えられている.これの修復も,さぞや大変だったことだろう.
隣接するテラスから見下ろしたオシ25 901.手前の広場へは,芝生の養生が終わる7月末頃から立ち入りることができる見込みである.
は時計が取り付けられている.日没から23時まではプラットホーム周辺の照明が点る.またオシ25の端には発車合図のスイッチも設けられている.
これら修復作業の様子は,この公園から歩いて20分ほどの清瀬市郷土博物館で,2月1日(日)から3月15日(日)まで開催の,“寝台列車今昔物語”と題した特別展の中で展示されている.
整備に際して剥離した車体塗装の一部も保存されていた.
清瀬市郷土博物館
開館時間:9時~17時
休 館 日:毎週月曜日 (祝日の場合はその翌日),12月29日から1月3日まで
入 場 料:無料 (企画展、特別展は有料の場合あり)
住 所:〒204-0013 東京都清瀬市上清戸2-6-41
TEL・FAX:042-493-8585 / FAX:042-493-8808
ということで,博物館級のレベルでの整備・修復が完了した“夢空間”である.これからは,丹念な保守管理によって,いつまでもこの状態を保っていただけることを,大いに期待している僕である.
※2026.02.20,22:一部語句修正およびリンク追加







