先週のここで,珍しく“予告”した今回のテーマ.それがJR東日本のE131系200番代である.房総地区用に始まって相模線日光線鶴見線仙石線と続いての長野地区用登場となったわけである.
 これまで房総地区用が2輛トイレ付きセミクロス,相模線が4輛ロングシートトイレなしロングシートで500番代,日光線が3輛トイレなしロングシートで勾配対応耐寒装備の600番代,鶴見線が3輛編成の狭幅でトイレなしロングシート.仙石線が4輛ロングシートでトイレなしの耐寒装備の800番代,そして今回の長野地区用が4扉トイレ付きのロングシートで勾配対応耐寒装備の200番代となったわけである.
 これまでの6バージョン,似たような構成はあるものの,まったく同じというのは存在しなかった.実にきめ細かな対応といえるだろう.そして今回の200番代が,日光地区用600番代とほぼ同じで登場したのが目新しいといえる.
 これで百の位で残るのは100,300,400,700,900の5種類となった.さて…….という詮索はともかく,200番代を見てみよう.
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普通・甲府行きを表示したE131系200番代第1編成.先頭からクモハE131-201+モハE131-201+クハE130-201となる.窓下と幕板の帯は現在の211系と同じイメージのブルーと淡いグリーン.前面のドット(水玉模様)はアルプスの山並みを想起させるデザイン.

3輛2本を併結しての運用も想定されているので,前面は貫通式.密連の下には自動電気連結器を装備,甲府方のクモハE131に幌本体を取り付けている.

近年のインバータ制御車ではMT比を1:1とすることが多い.E131系も例外ではない.だから中間モハE131-200番代は,長野方台車にのみ主電動機を備える0.5M方式となっているわけである.
 従って主制御装置はクモハE131もモハE131も箱は同寸ながら,形式はクモハが1C4M2群のSC126A,モハは1C4M1群のSC127A.いずれも日立製でサフィックスを除けば同じである.
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その中間電動車モハE131-801.向こう側の台車にはセラジェットが取り付けられている.

車体側面幕板のホーム状況監視カメラはすっかりお馴染みとなったが,仙石線に続いて表面が平らなタイプが装着されている.

なおクハE130-200番代には運転室上部の屋根には霜取りパンタグラフの準備工事が施されており,連結面寄り屋根にはブレーキ用抵抗器が搭載されている.

客室はアルプスの水の恵みをイメージさせるブルーを基調としている.
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客室全景.クモハE131の連結面寄りから運転室を向いての撮影である.

側扉上部鴨居部には千鳥状に情報表示装置が取り付けられている.防犯カメラも装備.
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トイレは大型車椅子対応タイプをクハE130に設備.通路を挟んだ向かい側は車椅子スペース.

そして運転室.
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ほかのE131系と同様の機器配置.画面では見えないが,運転席頭上には仙石線用800番代と同じようなホーム状況確認用モニターが備えられている.
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クハE130-201の車内銘板.製造は総合車両製作所の新津事業所である


このE131系200番代.20編成60輛の投入が発表されている.線路設備モニタリング装置取り付け対応は,これまで通り最終の2編成程度となるのだろうか.
 このE131系投入によって211系の6輛編成グループを置き替える予定とのことだが,211系と比べて総数が減少しているのは,閑散時間帯などの編成輛数調整などによって補うことになるのだろうか.
 運用範囲は長野から篠ノ井線で塩尻,そして中央東線の高尾まで.秋頃から営業運転を開始する予定となっている.
 姨捨越えや諏訪湖畔,笹子や甲府盆地,小仏などでどんな風景を展開してくれることになるのか,大いに楽しみである.

※2026.06.06:一部語句修正