このブログの,古くからの読者なら“鐵樂者”という言葉をご記憶の方が多いだろう.毎年,蒸気機関車を中心とした,ユニークな作品を披露している写真展である.
当初は目白の鬼子母神近くの画廊,のちに大泉学園へ移動し,さらに2015年には新宿御苑に近い“ギャラリー蒼穹舎”での開催となった.
このブログでのご紹介は,“プレ鐵樂者展”ともいえる2009年夏から始まり,翌年の第1回から毎年のように続けてご紹介していたのだが,訪問のタイミングと開催期間との兼ね合いがあって,2017年夏の第10回をご報告して以降,ご無沙汰してしまっていた.僕の展観はほぼ毎年続いていたが.
そして今年は8月10日に始まり23日までということで,忙中の閑を盗んで,今日の午後にお邪魔してきた次第.
会場の入り口から見た展示スペース全景.壁一面,所狭しと掲示された写真群の迫力に気圧されてしまう.
今回は杉 行夫さんがインド・デカン高原のマテラン登山鉄道.野口信夫さんがインドのアッサム州ティポンの炭砿鉄道,そして蔵重信隆さんがインドネシアの製糖会社と三者三様である.
写真展展観の楽しみは,写真鑑賞は当然のこととして,撮影された皆さんと旧交を温めることができるという点にもある.ところが今日は折悪しく,在廊しておられたのは杉さん一人.野口さんと蔵重さんは,週末には見えるだろうとのことであった.でも,杉さんと久し振りにお話ができたのは,嬉しいことであった.
さてその杉さんのマテラン登山鉄道.
マテラン登山鉄道の解説及び訪問記,そして大パノラマ写真.
この,ドイツ・コッペル社が考案したクリーンリントナー(Klien-Lindner)という特殊な急曲線通過機構を持つ蒸機が走っていたマテラン登山鉄道については,2014年にも展示されているけれど,今回は半世紀前と,ディーゼル機関車が走る現在の状況を見比べることができるように展示されているのが新しい.GoogleMapから画像を得ることができるようになったから.こういうところでは,最新のインターネット環境を,すなおにありがたく思う僕である.
マテラン登山鉄道の車輛たちの写真を前に,来場者と歓談する杉 行夫さん.
続いては野口さんのティポン.
2011年の年末から正月にかけてグループ旅行で訪問したティポンに,個人での撮影行に挑んだのが2012年12月だった.
最初の訪問時に,炭砿のマネージャーから“あなたの描いた油絵を博物館に飾りたい”と依頼され,完成した絵は翌年の鐵樂者展に写真とともに展示したのだけれど,その絵を“現地へ持ってゆく”のが目的だったという.
当時お住まいだった町のインド料理店店主に相談しつつ,なんとか実現したのが2012年12月.今回の写真は,その折のsつ越後岩塚である.
野口さんの作品群.車輛と周辺の情景,そして人々.その写真にも野口さんの現地に対する“愛”があふれ出ている.
そして蔵重信隆さんのインドネシア.
ジャワ島に存在した,ゴンダンバル,ウィリギナノム,グンブルの3つの製糖工場を紹介.それぞれゲージも異なる路線を,スチームトラムの機関車やクリーンリントナー式のDタンク機などが走り回っていたのである.
画面右側にスチームトラムの機関車が見える.ゲージは1,067mm.左から2列目中段で真横が写っているのが,クリーンリントナーの特徴をよく見せている.
写真展に来るのは写真を見るためだけではない,の一例.“最新作です”と,酒井工作所製のL形ディーゼル機を披露する来場者もあった.
ということで,気がついたら1時間半以上も滞在してしまった.
週末には東京近辺の天候も落ち着くという.来週末は国際鉄道模型コンベンション(JAMコンベンション)である.
Gallery
「鐡樂者展」
杉 行夫
蔵重信隆
野口信夫 写真展
2026年8月10日(月)-8月23日(日)
ギャラリー蒼弩舎
160-0022
束京都新宿区新宿1-3-5
新進ビル3F
地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅が最寄り
電話・FAX:03-3358-3974
http://www.sokyusha.com/
オープン13時~19時
会期中無休
当初は目白の鬼子母神近くの画廊,のちに大泉学園へ移動し,さらに2015年には新宿御苑に近い“ギャラリー蒼穹舎”での開催となった.
このブログでのご紹介は,“プレ鐵樂者展”ともいえる2009年夏から始まり,翌年の第1回から毎年のように続けてご紹介していたのだが,訪問のタイミングと開催期間との兼ね合いがあって,2017年夏の第10回をご報告して以降,ご無沙汰してしまっていた.僕の展観はほぼ毎年続いていたが.
そして今年は8月10日に始まり23日までということで,忙中の閑を盗んで,今日の午後にお邪魔してきた次第.
会場の入り口から見た展示スペース全景.壁一面,所狭しと掲示された写真群の迫力に気圧されてしまう.
今回は杉 行夫さんがインド・デカン高原のマテラン登山鉄道.野口信夫さんがインドのアッサム州ティポンの炭砿鉄道,そして蔵重信隆さんがインドネシアの製糖会社と三者三様である.
写真展展観の楽しみは,写真鑑賞は当然のこととして,撮影された皆さんと旧交を温めることができるという点にもある.ところが今日は折悪しく,在廊しておられたのは杉さん一人.野口さんと蔵重さんは,週末には見えるだろうとのことであった.でも,杉さんと久し振りにお話ができたのは,嬉しいことであった.
さてその杉さんのマテラン登山鉄道.
マテラン登山鉄道の解説及び訪問記,そして大パノラマ写真.
この,ドイツ・コッペル社が考案したクリーンリントナー(Klien-Lindner)という特殊な急曲線通過機構を持つ蒸機が走っていたマテラン登山鉄道については,2014年にも展示されているけれど,今回は半世紀前と,ディーゼル機関車が走る現在の状況を見比べることができるように展示されているのが新しい.GoogleMapから画像を得ることができるようになったから.こういうところでは,最新のインターネット環境を,すなおにありがたく思う僕である.
マテラン登山鉄道の車輛たちの写真を前に,来場者と歓談する杉 行夫さん.
続いては野口さんのティポン.
2011年の年末から正月にかけてグループ旅行で訪問したティポンに,個人での撮影行に挑んだのが2012年12月だった.
最初の訪問時に,炭砿のマネージャーから“あなたの描いた油絵を博物館に飾りたい”と依頼され,完成した絵は翌年の鐵樂者展に写真とともに展示したのだけれど,その絵を“現地へ持ってゆく”のが目的だったという.
当時お住まいだった町のインド料理店店主に相談しつつ,なんとか実現したのが2012年12月.今回の写真は,その折のsつ越後岩塚である.
野口さんの作品群.車輛と周辺の情景,そして人々.その写真にも野口さんの現地に対する“愛”があふれ出ている.
そして蔵重信隆さんのインドネシア.
ジャワ島に存在した,ゴンダンバル,ウィリギナノム,グンブルの3つの製糖工場を紹介.それぞれゲージも異なる路線を,スチームトラムの機関車やクリーンリントナー式のDタンク機などが走り回っていたのである.
画面右側にスチームトラムの機関車が見える.ゲージは1,067mm.左から2列目中段で真横が写っているのが,クリーンリントナーの特徴をよく見せている.
写真展に来るのは写真を見るためだけではない,の一例.“最新作です”と,酒井工作所製のL形ディーゼル機を披露する来場者もあった.
ということで,気がついたら1時間半以上も滞在してしまった.
週末には東京近辺の天候も落ち着くという.来週末は国際鉄道模型コンベンション(JAMコンベンション)である.
Gallery
「鐡樂者展」
杉 行夫
蔵重信隆
野口信夫 写真展
2026年8月10日(月)-8月23日(日)
ギャラリー蒼弩舎
160-0022
束京都新宿区新宿1-3-5
新進ビル3F
地下鉄丸ノ内線新宿御苑前駅が最寄り
電話・FAX:03-3358-3974
http://www.sokyusha.com/
オープン13時~19時
会期中無休
“ギャラリー蒼穹舎”はこの新進ビルの3階にある






