10月21日(水) 発売のレイル最新刊のご案内です
■■ Rail No.70 ■■
■DD12ものがたり
第2次世界大戦が終わった直後,米軍が日本に持ち込んだ8輛のディーゼル機関車があります.GE製の凸形機で,後に5
輛が国鉄籍に入ってDD12という形式を与えられました.残り3輛のうち2輛は名古屋鉄道に,1輛が八幡製鉄に引き取られました.実質的に,我が国最後の
輸入機関車となるこの機関車ですが,これまでその経歴などが語られることは多くありませんでした.今回,米国の文献などから宮崎繁幹さんが生い立ちから最
終までを物語にまとめてくださいました.併せて各地での活躍をグラフで振り返ります.
■テルハの形態を考察する
もうひとつのテーマ
は“テルハ”.かつて大きな駅にホームを跨ぐ施設があって,荷物を積んだ台車が往来していた風景を覚えている方はどのぐらいおられるでしょうか.国鉄時代
末期に荷物輸送が廃止され,この施設もJRに引き継がれることなく姿を消しました.これまで誰も手をつけることがなかったこの“テルハ”の形態を考察され
たのが佐藤博紀さんです.“テルハのある風景”と銘打ったグラフでは,テルハの前に停車する列車や車輛のバラエティもお楽しみいただけます.
中国の蒸気機関車は遼寧省の南票に生きる炭砿鉄道と,北票に保管されている旧ミカイ復活の兆しについての話題です.
2009年10月21日(水)発売
定価:3,960円(本体3,600円)