4月24日(土)〜25(日)にかけて,横浜駅9・10番ホームの拡幅工事が行われました.横浜駅の横須賀線ホームは昭和55/1980年に東海道 線と横須賀線が分離運転を開始したのに伴い,もともとは貨物線として使用されていたところに強引に作られたため,平均幅員が7.2mとかなり狭いホームで した.現在では湘南新宿ラインの全列車や成田エクスプレスも停車するため,上下同時に列車が到着すると,人であふれ,階段付近は危険な状況でした.平成 16/2004年に東急東横線の横浜駅が地下化されたため,その跡地を利用して拡幅が行われたのです.
こちらは24日お昼,工事直前のホームの様子.拡張部分のホームと上屋はすでに作られています.大船寄りから東京方面を撮影.
24日の21時頃から工事が始まりました.まずは,大船寄り,東京寄りそれぞれの旧線路を切断して,拡幅部分に合わせてあらかじめ敷かれているレールに合わせて広げ,つないでいます.スコップを使っての人海戦術です.1月30日のブログで紹介した跨線橋から撮影しました.
24日21時頃から翌25日の9時30分ころまで,10番線への列車は完全にストップ.横須賀線.湘南新宿ラインの上り列車は東海道線の8番線から発着となりました.これに伴い,横須賀線・湘南新宿ライン・東海道線・成田エクスプレスに時刻変更,一部運休がありました.
次の日ホームに行ってみると・・・.
ひろーい!! 最大幅員15.3mに拡大されました.
上が工事前,下が工事後.ほぼ同じ位置から撮影しました.
列車の到着案内電光掲示板や,階段はまだもとのままで,片側に寄ってるので変な感じがします.エスカレーターやエレベーターも追加工事される模様.まだこの段階は仮の状態のようです.
こちらは,大船寄りから東京方面を撮影したところ.10番線に発着する列車の停止位置が30mほど大船寄りに移動しました.
新宿駅や東京駅と同じように,365日,常にどこかで工事が行われている横浜駅,最終的にはどのような形で落ち着くでしょうか.