当ブログでも何度かご紹介した,芳賀一洋氏が講師を務めるジオラマ工作教室,渋谷クラフト倶楽部の作品展が,有楽町の東京交通会館B1Fゴールドサロンで開催中です.
 今回の展示は生徒の作品が中心の内容.鉄道模型の分野でも素晴らしい工作力を持つモデラーも多数参加しているだけあって,たいへん見応えのある作品揃いです.
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佐野匡司郎さんの新作,“幼時回想 増産・報國”.かつてTMS誌に掲載された図面をもとに,古びた純木造建築の鉱石選別所(硫黄鉱山のものらしい)を再現したもので,斜面に立つ古城のよう な形態やナローの引き込み線,屹立するエレベーターの櫓など不思議な世界に引き込まれます.
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こちらは本誌2014年4月号で木曽上松オメガループのレイアウトを発表してくださった山野順一朗さんの作品“スレート張り機関庫”.氏の得意とする12mmゲージで,スレートや窓枠のくたびれた質感がリアルです.
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高谷俊昭さんの“沼尻鉄道 川端駅”.こぢんまりとした地面に,往時の建物と線路が丁寧に再現されています.
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こちらは伊藤昭亜さんの“さくらとサツキとメイと”.いわずと知れたジブリの映画で有名な建物を,Gスケール(?)相当で作りあげた大作.
 会期は明日まで(早くに伺っておりながら,本誌の締切で告知が遅くなりましたことをお詫び申し上げます).皆さま,是非足をお運びください!

■第12回 渋谷クラフト倶楽部作品展
東京交通会館 B1F ゴールドサロン
03-3215-7933(会場直通)
会期:2月8日(日)〜2月14日(土)
11:00〜20:00(最終日は19時まで)