南洋物産による台湾鉄道DVDシリーズ“台湾鉄道漫遊”の新作,“阿里山森林鉄道中興号気動車物語”が送られて来たのでご紹介しましょう.
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阿里山森林鉄路の中興号特快車は1963年にデビューした2輛編成の気動車特急で,DPC1〜3・5〜9が日本車輌で製造されました.嘉義−阿里山を,それ までシェイ式蒸機で運転されていた列車の約半分の所用時間で結び,1966年からは中間附随車(DTC)を挟んだ3輛編成となって多くの観光客を運びまし た.
 中興号は1990年に引退しましたが,2006年に同鉄道の開業95周年を記念してDPC7・8が動態復活.このDVDはこの復活した2輛がイベントで運転された際の模様を収めたものです.
  嘉義から出発した列車はしばらく平坦な郊外区間を走りますが,やがて山岳区間へと突入.交力坪での通過タブレット授受,樟脳寮でのスイッチバックや阿里山 号との交換風景など,ファンのツボをおさえたアングルからの動画は見ていて飽きません.字幕は中国語ですが,画面を見ながら漢字を拾い読みすればおよその 意味は分かりそうです.本編30分.税込1,995円.
 南洋物産は今週末10月6日に開催される第9回軽便鉄道模型祭にも出展予定ですので,興味のある方は是非.
 今年も一日限りのイベントですが,他にも多くの業者や個人出展が予定されており,ナローファンには週末が待ち遠しいですね!