先週末のJAMコンベンションは,多くの方々にご来場いただきありがとうございました.また会場での取材でご協力いただいたメーカーならびに個人・クラブ出展者の皆様にも御礼申し上げます.
 さて,JAM会場でも“コッペル軍曹”として展示された元鉄道連隊のコッペルE形タンク機関車ですが,昨日当編集部の入る建物の前に戻ってまいりました.社屋建て替えの際,レストアを兼ねて2007年に搬出されて以来,約5年ぶりの帰還です.
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建物前の路地を半日通行止めにしての搬入作業.トレーラーで運ばれてきた車輛をクレーンでつり上げ,あらかじめ地面に敷設したスロープの上に降ろします.
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ここからは人力による作業.車輛を小さなコロ台車に乗せて,建物側から張ったワイヤーをジャッキで少しずつ引っ張って所定の位置まで移動.
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無事バルコニーの線路上に載り,設置完了です.玄関横に懐かしい顔が帰ってきて,旧社屋の頃を思い出します.レストアを担当された大井川鐵道,ならびに運搬・設置にご協力いただいた皆様,ありがとうございました.
 かつては落書きなどされたこともあったので,保護用の柵に囲まれてはおりますが,近くを通りかかった際には御覧いただければとおもいます.

JAM コンベンションでの展示に伴い,クリニック会場でも花井正弘氏によるコッペルの来歴や入間川の砂利採取に使われた時代の模様がレクチャーされましたが,現 役を引退後にユネスコ村に保存されていたもう1輛の鉄連機関車,川車製のK2形がJR津田沼駅近くの公園に保存されています.本日出社前に久々に観察して 参りましたので,合わせてご紹介しましょう.
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コッペルE形の低重心化改造バージョン(改造は昭和14年大宮工場で行われた)を基本に川崎車輌で国産されたというK2形.とはいえ,煙室扉やサイドタンク,キャブの造作はコッペルとはずいぶん異なる印象です.
 またこちらは戦時中に入換機として1,067mm軌間に改造されており,610mm軌間のコッペルE形が外台枠・両端動輪ギヤ連動なのに対して,内側台枠で5つの車輪全てにロッドが掛かっています.
  このK2形が津田沼に保存されているのは,かつてこのあたりに旧陸軍の鉄道連隊があったことに因んでいるのですが,津田沼駅の南東にキャンパスがある千葉 工業大学は,戦前までは鉄道連隊の敷地でした.それを物語る煉瓦門が現存しており,国の登録有形文化財に指定されています.
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自分の長く住む津田沼に残る鉄連の遺物と,我が社に戻ってきた鉄連コッペル.歴史の重みに思いを馳せるとともに,不思議な縁を感じるこの機関車をこれからも大事に見守ってゆきたいと思います.