昭和32/1957年から50年以上活躍してきた長野電鉄の“りんご”こと2000系が,この2月でついに定期運用から引退することになりました.
A編成が2月12日,D編成が2月25日に定期運用終了とのこと.先週末の三連休は大雪の予報も出ていて天気が心配されましたが,ローカル私鉄好きとして はこれだけの名車を一度も見ずには済まないと思い,“とれいん”のシメキリを必死で片づけて,12日朝に会社から東京駅に直行.新幹線で長野へ向かいまし た.

最終日のA編成は,元小田急HiSEの1000系と共に,湯田中までの“A特急”に活躍していました.長野駅に着くと,ちょうどD編成の須坂行き普通列車が先発するところで,到着早々お目当ての車輛に次々お目にかかれてラッキー.
2000系の車体は,今の規格化された電車にはない温かい丸みあるデザインで,大きな客室窓,天井の高い車内など,50年以上も優等車として活躍したのは 伊達ではない,という風格を感じます.戸袋窓に書かれた手書きの号車表示が昔のバスに見られたような書体で,何ともレトロです.

須坂駅で折り返しのD編成と並び,一同大急ぎで記念撮影.A編成はD編成と比べて裾のスカートがなく,マルーンの旧塗装に細帯がきりりと締まって格好良いですね.

僅かな停車時間内に車内を観察.座席は扉付近を除いてクロスシートですが,回転はせず車体中央で対面する向きに固定されていました.貫通路は両開きの手動扉 で,特急列車ではここを車掌が車販グッズを売りながら忙しなく行き来していました.停車駅が近づくと大慌てでダッシュして車掌室に戻るので,乗客一同大笑 い.

その車販でゲットした“さよならA編成ハンドタオル”.ヘッドマークの“かもしか”と編成が描かれていて,とても格好良い図柄です.乗車記念証までおまけでいただきました.

終点湯田中駅は志賀高原の玄関口でもあり,標高は600m近くあるので,時折日が差すものの雪がひっきりなしに舞う天気でした.あいにくの天気であまり満足のゆく写真は撮れませんでしたが,何とか最終日にA編成に出会って乗ることができ,良い思い出となりました.
D編成の定期運用は来週金曜まで,そしてA編成は3月にお別れイベントが予定されているそうです.“さよなら”がまだ済んでいない方は是非訪れてみてはいかがでしょうか.
ちなみに長電2000系は“とれいん”2006年4月号のMODELERS FILEで詳しく特集していますので,お持ちでない方はこの機会に是非!
A編成が2月12日,D編成が2月25日に定期運用終了とのこと.先週末の三連休は大雪の予報も出ていて天気が心配されましたが,ローカル私鉄好きとして はこれだけの名車を一度も見ずには済まないと思い,“とれいん”のシメキリを必死で片づけて,12日朝に会社から東京駅に直行.新幹線で長野へ向かいまし た.

最終日のA編成は,元小田急HiSEの1000系と共に,湯田中までの“A特急”に活躍していました.長野駅に着くと,ちょうどD編成の須坂行き普通列車が先発するところで,到着早々お目当ての車輛に次々お目にかかれてラッキー.
2000系の車体は,今の規格化された電車にはない温かい丸みあるデザインで,大きな客室窓,天井の高い車内など,50年以上も優等車として活躍したのは 伊達ではない,という風格を感じます.戸袋窓に書かれた手書きの号車表示が昔のバスに見られたような書体で,何ともレトロです.

須坂駅で折り返しのD編成と並び,一同大急ぎで記念撮影.A編成はD編成と比べて裾のスカートがなく,マルーンの旧塗装に細帯がきりりと締まって格好良いですね.

僅かな停車時間内に車内を観察.座席は扉付近を除いてクロスシートですが,回転はせず車体中央で対面する向きに固定されていました.貫通路は両開きの手動扉 で,特急列車ではここを車掌が車販グッズを売りながら忙しなく行き来していました.停車駅が近づくと大慌てでダッシュして車掌室に戻るので,乗客一同大笑 い.

その車販でゲットした“さよならA編成ハンドタオル”.ヘッドマークの“かもしか”と編成が描かれていて,とても格好良い図柄です.乗車記念証までおまけでいただきました.

終点湯田中駅は志賀高原の玄関口でもあり,標高は600m近くあるので,時折日が差すものの雪がひっきりなしに舞う天気でした.あいにくの天気であまり満足のゆく写真は撮れませんでしたが,何とか最終日にA編成に出会って乗ることができ,良い思い出となりました.
D編成の定期運用は来週金曜まで,そしてA編成は3月にお別れイベントが予定されているそうです.“さよなら”がまだ済んでいない方は是非訪れてみてはいかがでしょうか.
ちなみに長電2000系は“とれいん”2006年4月号のMODELERS FILEで詳しく特集していますので,お持ちでない方はこの機会に是非!