9月号の締切も佳境に入った先週のこと.杉山模型さんから,JAMコンベンション会場で販売予定の新作が届きました.
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同社の得意とする9mmナローの小型車輛で,いわゆる“手のひらサイズ”のカワイイ模型ですが,その極小サイズにバランスウェイトやロッドなど,メカニカルな面白さもしっかり織り込んでいるところが,さすがです.
 製品名は“mini mountain railway Baby Boxcar No.1”.特定のプロトタイプを持つものではありませんが,On30の車輛レジンキットなどに見られるショーティーの箱形内燃機関車を参考に,センス良くアレンジされています.
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前面にフォードっぽいラジエーターグリルが付いているので,私が持っている同社製“足尾のフォード”を引っぱり出してきて,並べてみました.グリル形状は両者で微妙に異なっていますね.
  “足尾のフォード”は動力を組み込む限界とも言うべき小ささなので,3Vモーターが使われていましたが,今回作は箱形車体で一回り大きいので,12Vの小 判型モーターが無理なく積まれ,スパーギヤで減速しつつ床下のシャフトに伝動.そこからウォームで各軸を駆動しています.
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線路に通電すると3〜4Vから走り出し,スロー性能もなかなか.ゆっくりしたロッドの動きが存分に楽しめました.
 米国型ということで,こんどは昨年組み上げた“BETSY”とツーショット.良い弟分になりそう… 従来製品より端梁が低い形状なので,マグネマティックカプラーを付けたい方は一工夫必要ですが…
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価格は塗装済完成品が18,000円,写真の未塗装完成品は17,000円とのこと.これから先,“mini mountain railway”シリーズとして,この機関車に似合う車輛製品も続けて企画されるそうなので,楽しみです.
 今週末のJAMコンベンション,杉山さんはもちろん,弊社も出展いたしますので,是非お越し下さい!