前回に引き続き,お正月に家捜しで掘り出したネタです.
 日本油脂武豊工場の専用線にいた雨宮製の初代1・2号機のキット.三角形のボンネットに むき出しの動輪が思いっきり近寄ったスタイルは,個性的なデザインが多い二軸凸電のなかでもとびきりの変わり種です.実車は昭和30年代に姿を消してし まったそうですが,とれいん1989年11月号に実車の写真が掲載されています.
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モデル8の16.5mmゲージ製品は,この機関車の存在を模型ファンに知らしめたとも言えるキットですが,20年以上前によくぞこんな小さな動力車が製品化できたと,今見ても感心します.
 ATA模型から秋保のEBが発売された頃,波多野さん宅でこのキットを組んだものを見せてもらって以来ずっと欲しくて,安井模型店の広告で見つけて喜び勇んで買ったのが約10年前のこと.
 小粒な割にはステップや開放テコなどパーツ点数もそこそこあり,小さいならではの組立の難しさがありそうなので,長らく組まずに眠らせていたのですが,意を決してハンダコテを振るってみました.
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組み立てると写真のようにボンネットとキャブの上回り,モーターの載る床板,ギヤと車輪の収まるフレーム部分の三分割構造になります.屋根は燐青銅の板バネで着脱式.
  ホイールベース1.5cm,全長5cm足らずと,動力車としては極限の小ささですので,モーターのラグ板や集電シューのクリアランス部分など,配線が当た りそうな場所はセロハンテープで養生してやらないとショートしてしまいます.またリード線の向きや長さなどもよほど計算しないと収まらない… など,ムダのない正確な組立が要求されます.
 ハンダ付けに5時間,キサゲと配線に4時間とほぼ一日の作業.飽きることもなくたっぷり楽しめました.
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国鉄の貨車と比べて車体幅も背丈もいちだん小さく,私の凸電コレクションのなかでも最小の機関車となりました.
 久々に凸電のキットを組みましたが,やはり手の平サイズの模型はカワイイし,組んでて面白いですね.そんなもの作るヒマがあったら,京成750形を完成させろ!という声が聞こえてきそうですが… すいませんすいません,来月にはかならず…