4月13日のブログでDE10の思い出を書いたのですが,いよいよカトーのNゲージDE10が完全リニューアル発売されました.さっそく私も耐寒形を買い込んだのですが,なかなか良いですねえ.走りも大変スムーズですし,ディテールも申し分ありません.
せっかく良く出来た模型なのに買ったままではつまらないので,折良く発売されたレボリューションファクトリーの“DE10標記類インレタ(020)”を使って,ささやかなドレスアップを施してみました.
ランボード側面にエンド標記とATS標記・検査表記をレタリングするだけの簡単な作業ですが,文字がたいへん小さいうえに,検査表記インレタが本来2エンド
側右頭側に付くところ,左頭側に付くように印刷されてしまっているので,逆サイドにレタリングしようと思うと文字を一つずつ拾って転写しなければなりませ
ん.
爪楊枝の先を使って,なんとか四隅のインレタが完了.同社のレタリングは食い付きは決して悪くないので,転写する際にあまり力をかけ過ぎないのがコツです.
実車写真を見ると,検査表記はほぼ例外なくこの位置です.真横から見ると,ボンネットの一位側と二位側の高さが違うのが良くわかりますね.
さて,機関車のパーツを付けていて感心した部分はナンバープレート.従来Nゲージはほぼ例外なく二本のピン穴で差し込んでいたパーツですが,差し込む部分を横長いホゾの圧入として,接着剤がほぼ不要になりました.地味な部分ですが,Nゲージも着実に進化しています.
製品のナンバープレートは1197・1202・1592・1598の4種が付属しており,いずれも実車のA寒地仕様の車番を拾っています.私の選んだ1197は盛岡に新製配置された罐なので,例の石巻線の貨物列車をイメージして記念撮影.
ちなみにDE10の実車解説や全番号の履歴表は,“とれいん”1999年4月号のModelers Fileに詳しく記載されています.是非ご一読ください.