前回のブログでニュー・ヘヴン(NH)の客車を紹介しましたが,今回は電気機関車の話題です.
NHでは20世紀初頭にニューヨークのグランド・ セントラル駅からコネチカット州スタンフォード間を電化し,後にニュー・ヘヴンまで電化区間を延長しました.米国でいちはやく本線の長距離区間の電化に取 り組み,その区間の列車牽引には新開発の電気機関車が投入されました.
そうしたNHの電機のトップバッターとして,1905年のスタンフォード 電化の際に投入されたのがEP-1クラス“ポニー”でした.これは架線区間では11,000V交流,三線式区間では650V直流という二つの方式に対応し たもので,のちのPRR GG1電機などにも見られるクイル駆動の採用など,箱形車体の本線用電機として先進的なものでした.
…という解説はほどほどにして,私がこの機関車に魅せられたのは,大きな動輪と台車が裾の低い車体に半分めり込んだ,お坊っちゃま的な可愛い格好が気に入った,という単純な理由です↓

写真はとれいんギャラリー時代,コレクションの整理で放出されたカスタムブラス−Tamac製のHO真鍮モデルを入手したもの.集電靴の付いた台車枠の表現など大変繊細なのですが,何しろ車体長が短いED級なうえ先輪まで付いているので,動力に苦心の跡が見られます.

オリジナルではサガミ製と思しき缶モーターからビニールジョイントで両台車上のギヤタワーに回転を伝え,スパーギヤで台車内のシャフトを伝動,ウォームギヤで各動輪を駆動するというもので,モーターと褶動部分が盛大なノイズを発していました.
そこで,モーターをファウルハーベル1717に,ジョイントをエンドウのMPギヤ用に交換したのですが,今度はモーターの回転数が大幅に下がったおかげで本線用とは思えないほど鈍足な走りに…
乗務員扉下のステップと台車が干渉する点など,まだまだクリアする問題は山積.頑張って塗装に漕ぎ着けて,可愛い“ポニー”の姿をお見せできればと思います.

私がNHについて調べるのに頼っている本はSTAUFER“NEW HAVEN POWER 1838-1968”.EP-1も登場の経緯から各年代の写真まで,細かく解説されています.写真によると,基本的に重連で運用されていたようで,これは 是非とももう一輛揃えねば…

NHでは20世紀初頭にニューヨークのグランド・ セントラル駅からコネチカット州スタンフォード間を電化し,後にニュー・ヘヴンまで電化区間を延長しました.米国でいちはやく本線の長距離区間の電化に取 り組み,その区間の列車牽引には新開発の電気機関車が投入されました.
そうしたNHの電機のトップバッターとして,1905年のスタンフォード 電化の際に投入されたのがEP-1クラス“ポニー”でした.これは架線区間では11,000V交流,三線式区間では650V直流という二つの方式に対応し たもので,のちのPRR GG1電機などにも見られるクイル駆動の採用など,箱形車体の本線用電機として先進的なものでした.
…という解説はほどほどにして,私がこの機関車に魅せられたのは,大きな動輪と台車が裾の低い車体に半分めり込んだ,お坊っちゃま的な可愛い格好が気に入った,という単純な理由です↓

写真はとれいんギャラリー時代,コレクションの整理で放出されたカスタムブラス−Tamac製のHO真鍮モデルを入手したもの.集電靴の付いた台車枠の表現など大変繊細なのですが,何しろ車体長が短いED級なうえ先輪まで付いているので,動力に苦心の跡が見られます.

オリジナルではサガミ製と思しき缶モーターからビニールジョイントで両台車上のギヤタワーに回転を伝え,スパーギヤで台車内のシャフトを伝動,ウォームギヤで各動輪を駆動するというもので,モーターと褶動部分が盛大なノイズを発していました.
そこで,モーターをファウルハーベル1717に,ジョイントをエンドウのMPギヤ用に交換したのですが,今度はモーターの回転数が大幅に下がったおかげで本線用とは思えないほど鈍足な走りに…
乗務員扉下のステップと台車が干渉する点など,まだまだクリアする問題は山積.頑張って塗装に漕ぎ着けて,可愛い“ポニー”の姿をお見せできればと思います.

私がNHについて調べるのに頼っている本はSTAUFER“NEW HAVEN POWER 1838-1968”.EP-1も登場の経緯から各年代の写真まで,細かく解説されています.写真によると,基本的に重連で運用されていたようで,これは 是非とももう一輛揃えねば…
