隔週月曜担当の平野です.最近模型を作っていないなあ… と思う今日この頃,こうしてブログを書くにあたって,狭い自宅の一角に吹きだまりのように積み上げてある模型の山から,仕掛かり途中で放置してあった車輛を引っ張りだしてみました.

下 の写真は米国で主に1930〜40年代に見られた重鋼製(ヘビーウエイト)客車の一種で“ソラリウム”と言われるラウンジ室を持つタイプです.米国の長距 離列車は,伝統的に編成後尾に“オブザベーション”という,オープンデッキの展望台を持つ寝台・ラウンジカーが連結されるのが一般的でした.これが時代が 下るにつれて,展望台をなくしてラウンジ部分の側面・妻面に大きな窓を並べたソラリウム(温室)型に変化し,やがてディーゼル時代の到来とともに流線型の 軽量客車に置き換えられてゆきました.スタイル的には,先頃引退した“夢空間”の遠いご先祖とも言えそうですね.

元 来旧型客車好きな私にとって,米国型でもこうした過渡期の客車にはとても惹かれます.HOでは,一昨年暮れにウォルサーズのプラ量産品で,ソラリウム部分 が三連窓タイプのもの(Pullman Plan 3975C)が発売されました.これと手持ちの真鍮製品を合わせて,とれいん連載“米国客車の楽しみ”で編成例を出そうと意気揚々だったのですが,本社建 て替え等のごたごたにかまけてお蔵入りに… このブログを機にペンシー客車帝国の野望を再開するぞ!

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手前がウォルサーズ製品のアンデコタイプ.インテリアまで再現されているのはさすが.奥はGBF-サムホンサによるPullman Plan 3989Uの真鍮モデルで,車体をタスカンレッドに塗ったところで長らく中断している.