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私の父は目いっぱい文系人間なのだが、工作、特に電気関係が大好きだった。まだまだ怪しげな進駐軍放出品が露店で売られていた秋葉原で、色々なものを買い 込んできたものだ。ほとんどはすでに失われているが、たまたま手元に残っているノギスとマイクロメーターをお目に掛けよう。

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 先ずノギス。写真でごらんの通りジョーの部分以外は全部真鍮製。ジョーも通常の鉄製なので、すっかり錆びて真っ黒になっている。
 そしてびっくりするのが単位。メートル法が日本で正式に採用される前の製品だからか、表面はミリ単位と、寸(尺貫法の寸)単位。バーニアは20分の1ミリと20分の1寸。
 反対面がインチで、バーニアは片側が128分の1インチと100分の1インチになっている。
 すっかり角も丸くなってしまっていているが、思い出せば高校生ぐらいまでは、私もこれを使っていた。
 最新のデジタルノギス、ステンレス製の普通のノギス、そしてこれを並べてみると、60年ほどの間にこんな変化があったんだなぁ、とつくづく感じてしまうのである。