かねてお知らせしてきた西武鉄道の新型車40000系電車.
いよいよ今日の朝,第1編成のうち最初の5輛が川崎重工から神戸貨物ターミナル駅へ向けて出場した.明日は残りの5輛が出場して一路,武蔵野線の新秋津を目指すことになっている.そのあたりの行路は“とれいん”の9月号“甲種・特大運行情報”に掲載しているのでご覧いただきたい.

DE10 1192に牽かれて川崎重工の構内から和田岬線に進出しつつある西武鉄道40000系電車.今日は6号車から10号車までの5輛が運び出された.写真:来住憲司
さて,僕はいつどこで出迎えるか10月号の追い込み作業の合間に思案していたところ,西武鉄道から正式に“新型通勤車両「40000系」(2016年度製作導入編成)完成!”というニュースリリースが発表された.
そこで,そのリリースに添えられた写真を元に,現時点で判明していることを,早速にご紹介する次第.
※そういうことなので,いつもより長いですし,写真の数も多くなります.ご注意くださいませ.

川崎重工兵庫工場内で撮影された池袋・西武秩父・本川越方先頭車40001の外観.30000系の流れを汲んだデザインだが,裾絞りがないのが最大の相違点.正面の顔つきも,さらに丸くなって,行先,列車種別表示装置の枠までまぁるい.前照燈が窓上に取り付けられているのも,西武では初めてかも.1枚目と2枚目の側扉の間の側窓が巨大なのに注目.写真:西武鉄道

その車内.“パートナーゾーン”と銘打たれ,普通の腰掛けを設けない代わりに車椅子や乳母車,大型荷物を持つ乗客などが安心して利用できるスペースというコンセプト.腰掛けは軽く腰を下ろすことができるベンチ状のものや,壁面にクッションを取り付けて腰当てとしたものを用意.巨大な窓からは子供でも沿線風景を満喫することができる.写真:西武鉄道

次の特徴は,西武鉄道では初めての“ロング・クロス転換車輛”であること.元祖近鉄のほか,関東では東武鉄道東上線の50090系で採用されている,ロング/クロス転換式腰掛けを備えて,着席サービスを実施するという.当面は東京地下鉄副都心線と東急電鉄東横線,横浜高速鉄道線への直通列車に充当されることになる.発表では予定されている40000系の全ての編成に採用されるわけではないという.普通のロングシート車との比率はどのようになるのだろうか.写真はクロスシート状態.写真:西武鉄道

“ロング・クロス転換車輛”車のクロスシート状態では2席に1ヵ所の割合で電源コンセントも設けられている.この写真から,腰掛けの背もたれが他にあまり例を見ない独特の形状であることや,足の置き場を確保するために背もたれ後面に窪みがあることも判る.写真:西武鉄道

ロングシート状態.側扉脇には半自動扱いスイッチが見える.天井には17インチLEDによる広告表示装置“Smileビジョン”が枕木方向に取り付けられている.列車情報や天気予報,ニュースなどの放映も実施される.1輛あたり12~16面,編成全体では156面のディスプレイが設置される.戸袋部には在来の広告枠も見えるから,紙の広告を全廃するわけではないらしい.写真:西武鉄道

各扉上の鴨居部には2面ずつ情報表示装置を設ける.向かって右側には行先や停車駅,駅設備などの案内を表示,左には広告やニュース,天気予報などを表示する.写真:西武鉄道

西武鉄道では特急車以外で初めてのトイレを設置する.車号が40401と読み取れることから,4号車(飯能・西武新宿方から4輛目)であることが判る.写真:西武鉄道

トイレ内部.もちろん大型車椅子対応で,オムツ交換シートなども備えている.写真:西武鉄道

各車端部にはプラズマ放電によりプラスとマイナスのイオンを作りだして放出し,空気を上化する“プラズマクラスター(シャープ製)”を取り付け.車号ステッカーの脇には,これも西武の一般車では初めてとなる無料の無線LANシステム“SEIBU FREE WiFi”が設備されていることを示すステッカーが見える.写真:西武鉄道
この40000系の全般的なスペックは次の通り.
車体 FSW(摩擦攪拌接合)によるアルミダブルスキン構体
車体長・幅 車体長:20,000mm(先頭車両20,270mm) 幅2,808mm
設計最高速度:120km/h
台車:空気ばね式ボルスタレス台車
制御方式:VVVF インバータ制御・回生ブレーキ
制御装置:IGBT 式VVVF 制御装置
主電動機:永久磁石同期電動機(PMSM)
補助電源装置:静止型インバータ装置(並列同期運転)
戸閉装置:電気式鴨居取付型
照明装置:LED
営業運転開始は来年春の予定とされており,それまでの間には,もう1編成のロング・クロス転換車輛が出場する.なお,平成31年度までに,今年度の2本を含め,合計8編成を製造することが発表されている.
西武線内できちんと編成を組み,自走で沿線にお目見えするのはいつごろのことだろうか.ワクワクが当分続きそうである.
いよいよ今日の朝,第1編成のうち最初の5輛が川崎重工から神戸貨物ターミナル駅へ向けて出場した.明日は残りの5輛が出場して一路,武蔵野線の新秋津を目指すことになっている.そのあたりの行路は“とれいん”の9月号“甲種・特大運行情報”に掲載しているのでご覧いただきたい.

DE10 1192に牽かれて川崎重工の構内から和田岬線に進出しつつある西武鉄道40000系電車.今日は6号車から10号車までの5輛が運び出された.写真:来住憲司
さて,僕はいつどこで出迎えるか10月号の追い込み作業の合間に思案していたところ,西武鉄道から正式に“新型通勤車両「40000系」(2016年度製作導入編成)完成!”というニュースリリースが発表された.
そこで,そのリリースに添えられた写真を元に,現時点で判明していることを,早速にご紹介する次第.
※そういうことなので,いつもより長いですし,写真の数も多くなります.ご注意くださいませ.

川崎重工兵庫工場内で撮影された池袋・西武秩父・本川越方先頭車40001の外観.30000系の流れを汲んだデザインだが,裾絞りがないのが最大の相違点.正面の顔つきも,さらに丸くなって,行先,列車種別表示装置の枠までまぁるい.前照燈が窓上に取り付けられているのも,西武では初めてかも.1枚目と2枚目の側扉の間の側窓が巨大なのに注目.写真:西武鉄道

その車内.“パートナーゾーン”と銘打たれ,普通の腰掛けを設けない代わりに車椅子や乳母車,大型荷物を持つ乗客などが安心して利用できるスペースというコンセプト.腰掛けは軽く腰を下ろすことができるベンチ状のものや,壁面にクッションを取り付けて腰当てとしたものを用意.巨大な窓からは子供でも沿線風景を満喫することができる.写真:西武鉄道

次の特徴は,西武鉄道では初めての“ロング・クロス転換車輛”であること.元祖近鉄のほか,関東では東武鉄道東上線の50090系で採用されている,ロング/クロス転換式腰掛けを備えて,着席サービスを実施するという.当面は東京地下鉄副都心線と東急電鉄東横線,横浜高速鉄道線への直通列車に充当されることになる.発表では予定されている40000系の全ての編成に採用されるわけではないという.普通のロングシート車との比率はどのようになるのだろうか.写真はクロスシート状態.写真:西武鉄道

“ロング・クロス転換車輛”車のクロスシート状態では2席に1ヵ所の割合で電源コンセントも設けられている.この写真から,腰掛けの背もたれが他にあまり例を見ない独特の形状であることや,足の置き場を確保するために背もたれ後面に窪みがあることも判る.写真:西武鉄道

ロングシート状態.側扉脇には半自動扱いスイッチが見える.天井には17インチLEDによる広告表示装置“Smileビジョン”が枕木方向に取り付けられている.列車情報や天気予報,ニュースなどの放映も実施される.1輛あたり12~16面,編成全体では156面のディスプレイが設置される.戸袋部には在来の広告枠も見えるから,紙の広告を全廃するわけではないらしい.写真:西武鉄道

各扉上の鴨居部には2面ずつ情報表示装置を設ける.向かって右側には行先や停車駅,駅設備などの案内を表示,左には広告やニュース,天気予報などを表示する.写真:西武鉄道

西武鉄道では特急車以外で初めてのトイレを設置する.車号が40401と読み取れることから,4号車(飯能・西武新宿方から4輛目)であることが判る.写真:西武鉄道

トイレ内部.もちろん大型車椅子対応で,オムツ交換シートなども備えている.写真:西武鉄道

各車端部にはプラズマ放電によりプラスとマイナスのイオンを作りだして放出し,空気を上化する“プラズマクラスター(シャープ製)”を取り付け.車号ステッカーの脇には,これも西武の一般車では初めてとなる無料の無線LANシステム“SEIBU FREE WiFi”が設備されていることを示すステッカーが見える.写真:西武鉄道
この40000系の全般的なスペックは次の通り.
車体 FSW(摩擦攪拌接合)によるアルミダブルスキン構体
車体長・幅 車体長:20,000mm(先頭車両20,270mm) 幅2,808mm
設計最高速度:120km/h
台車:空気ばね式ボルスタレス台車
制御方式:VVVF インバータ制御・回生ブレーキ
制御装置:IGBT 式VVVF 制御装置
主電動機:永久磁石同期電動機(PMSM)
補助電源装置:静止型インバータ装置(並列同期運転)
戸閉装置:電気式鴨居取付型
照明装置:LED
営業運転開始は来年春の予定とされており,それまでの間には,もう1編成のロング・クロス転換車輛が出場する.なお,平成31年度までに,今年度の2本を含め,合計8編成を製造することが発表されている.
西武線内できちんと編成を組み,自走で沿線にお目見えするのはいつごろのことだろうか.ワクワクが当分続きそうである.