現地時間の7月10日(金)~12日(日)に開催された NMRA 主催のNational Train Show in Hartford に出掛けました。詳しくは誌面で紹介しますが、速報ということで、そのいくつかを紹介しましょう。
日本を発ったのは7日でした。担当の記事を早く仕上げるため2徹し、そのまま空港へ・・・ 機内で眠れるかと思いきや、大泣きする赤ちゃん(カワイイんですけどね・・・)のそばになってしまい、まったく眠れず空港へ到着。大変寒い空港でやることもなく5時間待ちぼうけし、後から到着した平井・奥野氏と合流しました。この寒い空港でうつらうつらしたのが、翌日の風邪をひく原因になりました。かくして今日までそれは引きずるわけですが・・・
今年はコネチカット州のハートフォードにあるコネチカット・コンベンション・センターで行われました。すでに5日から Hartford National Convention は開催されていましたが、8日にB&O博物館とペンシルバニア博物館を訪ねたので実際は9日からの参加、ほぼコンベンションは終了しておりました・・・
さて、トレイン・ショウは大盛況!・・・といいたいところですが、日本の JAM のほうが人手は多いでしょう。初めて参加した11年前のカンザス・シティの時はまだ JAM などなく、アメリカには物凄いイベントがあるんだな! と、感動したものです。今年は会場も JAM よりやや狭い感じです。規模に圧倒される事はなくなりましたが、でもNMRA CONVENTION & TRAIN SHOW は凄いです。侮ってはいけません。何が凄いかはまた別の機会に・・・
日本でも有名な WALTHERS のブースではいま展開中の20世紀特急(HO)や、リニューアルしたスーパーライナー(HO)、プルマン・スタンダードの72'バゲッジ・カー(N)が展示されていました。ただその客車群よりも度肝を抜かれたのが、Ashland Iron & Steel シリーズのヒュレット・アンローダーです。
Ashland Iron & Steel シリーズとはウォルサーズが架空の港湾風景をシリーズでプロデュースしているもので、これは鉄鉱石や石炭を船から貨車に積み下ろす巨大な設備をキット化したものです。間近でみるとその大きさと迫力に圧倒されます。キットで$169.98ドルだそうです。こういうキットがウォルサーズのようなメジャーブランドが製品化されるところが、米国鉄道模型市場の懐の深さなのでしょう。日本じゃまず売れませんね・・・
次は Broadway Limited Imports が満を持してプロデュースするボールドウィン・センティピードです。
これは 4-8-8-4 というDLの中でも車輪だらけの機関車で、それでセンティピード(centipede:むかで)というわけです。PENNSY ファンには有名ですね。これがPENNSY では主に2対で走っていたわけですから、ムカデを想像させるにあまりあります。種類はPRR仕様がすべてブランズウィック・グリーンで2輛セットが5ストライプ2種とシングルストライプが2種、1輛単品が5ストライプのみで2種リリースされます。ほかにメーカーデモ機塗装1種、SAL塗装2種、N de M塗装1種も製品化予定です。これは期待できますね。
最後は老舗 Con-Cor です。先日、ノースショアのエレクトロライナーを出して、トロリーファンや私のような変わり種ファンを歓喜させましたが、今度は大変地味なペンシィの mP54客車です。
MP54電車は HO ではかつてクマタが、O では横浜のパイオニア模型が製品化したので日本でも割と有名ですね。そういえば10年ぐらい前だったか、RAILWORKSでも製品化しましたね。といっても、今回は電車ではなく、かつて大所帯を誇った54ftの客車です。PENNSY といえば P70 が有名ですが、これも忘れてはいけません。ただPENNSY では早い内から系列鉄道に流れたり、他鉄道に売却されましたから、ロードネームは色々と用意されているようです。本家 PENNSY では戦前・戦後仕様と戦後仕様のアンレタリング、ほか LI、PRSL、B&M、N&W、AT&SF 仕様も用意されるそうです。
いやー、 PENNSY ものばかりクローズアップしてしまいました。えっ?どうしてかって? そりゃ、私がペンシィ好きに決まっているじゃないですか。
他にも色々見てまわりましたが、それも追ってブログか誌面にて紹介しましょう。それでは、帰国後にまたお会いましょう。
See you...