NY-20090615-01

突然ですが、私は少し前まで猛烈な豪物ならぬ物豪(物欲王)でした。少し前まで???

この仕事に身を捧げていくうちに、多くのモデラーと知り合い、多くの分野を知る機会を得ました。他の業界に就職し、単なる趣味として続けていたとしたら、絶対に味わえないほど濃密な鉄道模型三昧の日々・・・ それはとても嬉しいことなのですが、年を重ねるにつれ忙しさが増し、プライベートでも子供を授かり、家を購入し、夫婦共働きで家事分担もこなし・・・ となると自由になる時間は殆どありません。仕事で「俺も趣味人として頑張らなくては!」と触発されるにもかかわらず、プライベートでは少し壊れた模型を補修する程度の毎日・・・ このギャップははっきりいって苦しいです。

そんなフラストレーションの行き着く先が“物欲”でした。欲しい模型があれば、とりあえず購入する。以前、コラムで模型保管用にアパートを借りたエピソードを掲載しましたが、今読み返すと正気の沙汰ではありませんね。そういえば、この家を購入するきっかけになったのも、模型の置き場所を確保するためでした(汗)

しかも、その後も模型は増え続け、家には保管しきれず、弊社地下に併設されたトランクルーム(もちろん賃料は払っています)4部屋まで埋め尽くしてしまいました。“模型はマイカーと違いランニングコストが掛からない”と思ってきましたが、さすがに4部屋も借りているとコストは間違いなく掛かっています。

やはり工作派に戻らなくては・・・ 物欲でごまかしていてもダメですね。まだアルバイトだった頃は、結構模型を作っていました。そのまま素組みでは面白くないのでパーツの自作もしました。本誌でも入社したての頃は、数ヶ月に1回は組立記事を書いていましたよ。覚えている方いらっしゃるかな? 最近はめっきりですけど。

まぁ、悩んでいてもしょうがないので、自宅の趣味部屋を工作しやすい環境にするため、趣味部屋にまで積み上げられた模型をすでに一杯のトランクルームに移動することにしました。もちろんコレクションのボリューム自体を減らさなければならないので、勢いで買ってしまった模型は手放すことにしました。

さぁ、ひとつコレクションを手放すごとに私の中の“物欲様”が消えてゆきました。今年に入ってすでに多くのコレクションを手放しました。もうすでに物豪と呼べるほどの“たぎり”はありません。まるで悟りを得た高僧のような心境・・・ なわけありませんが、かなり落ち着きました。

それでもコレクションはまだまだ凄い数あるので、これを収納でなんとか解決しなければなりません。段ボール主体で収納していたのですが、これをどうスリムアップするか・・・

(つづく)