今日6月12日14時,近畿日本鉄道から新形式車の発表があった.既にインターネットニュースサイトでは盛んに報じられているが,新しい一般車の大阪線・名古屋線仕様である.その名は1A系. 4輛編成でL/Cシート装備は8A系と同じながら,大阪線での連続勾配区間の運用に耐えるだ
青いニューフェイス 近畿日本鉄道1A系と1B系,そして赤い6A系
そして5月31日がやってきて西武鉄道8000系が営業運転を開始
先週のここでは,西武鉄道8000系電車の営業運転開始を目前に控えたツアーやセレモニーの様子をお伝えした.それから1週間,5月31日に8000系は予定通り営業運転を開始した. 当日は玉川上水車両基地から運用に就くべく東村山へ回送され,5時4分発に東村山を発車する1番
いよいよ今週末 西武8000系デビュー!……その前に
今,巷で話題の西武鉄道8000系電車.いよいよ今週末,5月31日に国分寺線で営業デビューする. なかなか出会うチャンスがなくて欲求不満気味の僕だったが,ようやく解消に向かうわけである. そしてその1週間前だった先週の土曜日,24日には西武新宿駅で“引継ぎ式”が催
阪堺電車を祝い,楽しんできた
レイルのNo.134は4月に刊行された.著者である工藤寛之さんが本文で,そして僕もあとがきに記したのだけれど,なにしろ20年以上,いや,四半世紀にも及ぶ構想期間を経ての大作.連載にするのはあまりにも惜しすぎる……ということで,通天閣から二度か三度飛び降りる覚悟で
三岐鉄道と貨物鉄道博物館のこと
とれいん誌の2月号では,久し振りに三岐鉄道の電気機関車を撮影した. かつての記事を再録するというのだけれど,できれば表紙は新しい写真にしたいよねぇ,というのが動機である.同時に再録した東武鉄道には既に在籍していないのだから,遠征するしかないわけで. おか
たった1編成となった西武池袋線の黄色い2000系 そして新宿線の8000系
“西武鉄道2000系 池袋線から未更新が姿を消した?”と報じたのは,今年2月20日のここだった. それから2ヵ月半,未更新車どころか,“黄色い西武電車”は,ますますその数を減らし,顔が茶色の清瀬市制100周年記念編成2071と,2075編成だけに……と思ったら,2075編成も
祝!東急電鉄世田谷線100周年
きょう,5月1日は,東急電鉄世田谷線が全通してから100周年の節目にあたる,めでたい日である. その100周年記念日に先駆けて,4月29日の午前に,上町の車庫で祝賀の式典が行なわれた.記念式典に臨むトップナンバー301編成.前面中央に記念のロゴマークを貼りつけている
東京 田町から品川にかけての大工事
早いもので今年ももう4月下旬となった.昨年の後半から各地へ出掛けるチャンスは多かったものの,その一方で足元が暗くて,都内の各地で“え?”“あれぇ”と思う風景をあちこちで見せつけられている今日この頃である.その一つが,山手線の田町から品川にかけての線路状況
東武鉄道野田線 藤の牛島あたり
とれいん5月号,21日の発売なので“もうご覧いただけただろうか”ということはできない.でも,ほどなく目にしていただけると思うので,ちょっと早い,取材余話を…….報道公開の模様は2月13日付のここでご紹介してはいるが.(※リンク追加と発売日がきたので関連記述修正
ようやく西武鉄道8000系に触れることができた(2025.04.11追記及び訂正あり)
今から1年半ほど前の2023年10月5日のここで第一報をお知らせした,“西武線に小田急電車がやってくる”というお話.11ヵ月前の2024年5月23日には現車が到着,10月3日には8000系への改番と車体外部デザインをお伝えした.それから半年,ようやく“西武鉄道8000系”が,今
京福電気鉄道 嵐山線モボ1の撮影取材は“弾丸ツアー”だったがN電にも逢えたし収穫多し
既に見てくださっている方も多いと思うが,とれいん誌4月号の表紙を飾った京福電気鉄道……嵐電のモボ1.構想の発表は2023年5月30日のことだった.これまでのおとなしいデザインから一転してモダンな,しかしどこか古典的な香りも漂う完成予想図を見て,現社の落成を心待
レイルNo.133には自由が丘が詰め込まれています だけではなくほかの話題も盛り沢山
2025年ももう3月が終わりに近づいた.1年に4回の刊行を目標としているレイルは,既に4月発売のNo.134が印刷真っ盛り…….ということは,1月に刊行したNo.133が発刊されてから,早や2ヵ月が過ぎ去ったということになる. そのNo.133,東京在住のベテランファンには懐
大宮の鉄道博物館企画展 台湾鉄路の食文化 開催中
1970年代から1980年代にかけて台湾の鉄道で旅を楽しんだ方なら,きっと思い出に残っているだろう,アルミ製の弁当箱に詰められた鉄路飯盒.特急に乗ると服務員が売りに来る.いやその前に,ガラスのカップにお湯を注ぎに来る.走っている車内で中国茶の葉が乱れないようにお
レイルNo.125掲載“保存された鉄道院400形機関車”島記念賞贈呈式
銚子電鉄を訪問した翌日の3月2日,日曜日のお昼過ぎに,鉄道友の会の島秀雄記念優秀著作賞贈呈式が開催された. 場所は東京江東区豊洲の芝浦工業大学豊洲キャンパス内の有元史郎記念校友会館交流プラザ.集合時刻に遅れてはならないということで早めに家を出たわけだけれ
銚子電鉄2編成目の南海電車 “次郎右衛門”の出発式
3月1日の午前,銚子電鉄の仲ノ町駅で30年振りの“中古の中古ではない”電車2編成目のお披露目が催された.種車は元南海電鉄の2200系いや22000系か.銚子の駅から仲ノ町へ向かって歩いていたら踏切が鳴った.目の前を通過して行ったのは昨年3月にデビューし,とれいん誌の
僕のCP+(シーピープラス) 2025
いまや,日本で最大規模と思われるカメラ・映像関連のショーに成長した“CP+(シーピープラス)”.初めて訪問したのがいつなのかそれは去年のここでも記した通り,2011年のことのようである.雪とかウィルス騒ぎでの開催中止や,冷たい雨の中での訪問など,10年以上の歴史の
西武鉄道2000系 池袋線から未更新が姿を消した? そして新宿線での豊かなバラエティ
折に触れて話題にしている,地元の西武鉄道池袋線事情.現代の西武電車のイメージカラーとして沿線で定着しているのは,なんといっても“黄色”だろう.その証しの一つが,新特急車“Laview”こと001系の腰掛の表地の色. 車体色の黄色は,池袋線では少しずつ数を減らし,今
東武鉄道80000系が報道公開された
今週の月曜日,飛び石連休の合間の2月10日午前,東武鉄道の80000系電車が報道公開された.アーバンパークライン,野田線の七光台へ駆けつけたのは,いうまでもないこと. 七光台の駅にやってくるのは60000系の取材以来のことだから,およそ10年振りだろうか. かつて3000
2024年の後半は各地を駆け巡り その3 福島交通
上田交通取材から福島交通訪問までの間には丸々ふた月近くの間が必要だった.こちらのさまざまな事情とともに,1000系譲渡車の中で唯一の3輛編成が動いていないという情報があったからでもある. そしてようやく実現したのが,東北にそろそろ雪の便りが聞こえてきそうな,11
阪急電鉄 2000系 そして 京成電鉄3200形 お披露目
1月18日の土曜日,阪急電鉄宝塚線の平井車庫で最新鋭2000系電車が披露された. この電車は,昨年7月にデビューした京都線2300系の姉妹車である. それは10年前にお目お目見えした京都線1300系と神戸線・宝塚線1000系と同じ関係である.しかし今回は2300系がセミクロスシ
2024年の後半は各地を駆け巡り その2 上田電鉄
とれいん2025年1月号のための取材こぼれ話,第1回目として一畑電車の様子をお届けしてから,早いもので4週間が過ぎてしまった.1月ももう下旬である!さてその2回目は,一畑の翌週にお邪魔した,元の上田交通,今の上田電鉄である. “上田交通といえば丸窓電車”とい
8輛編成の40000系電車が西武池袋線にデビュー
連休明けの1月14日朝,なんとなく思うところがあって,いつもより少し早く家を出て,練馬の駅で待つことしばし……いや,前の日の夕方から動き始めたとの報せがあってのこと,いうのが実際ではある.昨年12月12日付けのここでご紹介した,池添智和さんからの搬入風景写真を
世田谷美術館の“東急 暮らしと街の文化”展
昨年11月末から,東京世田谷区の砧公園内にある世田谷美術館で,“東急 暮らしと街の文化”展が開催されている. 東急大特集である,とれいん誌の新年号編集真っ盛りに届いた案内に,偶然のなせる業を,大いに感じざるを得なかった.ましてや,まもなく発売となるレイルNo.
2025年の始まりは自由が丘と九品仏から
このところ毎年恒例となっている,元日の初詣と呑み初め(!?). 昨年は豪徳寺参りと,北陸と栃木のお酒だった.年明け早々,大地震と航空機事故と火災に見舞われた三が日だった.今年の日本は,いまのところ,おおむね平穏無事のようである.なんとかこのままずっと平和で
2024年の後半は各地を駆け巡り その1 一畑電車
とれいん2025年1月号は,もうご覧いただけただろうか.200頁を超す超特大号の,ほぼ全てが東急電車で埋め尽くされている. 僕は例によってMODELERS FILEを担当したのだけれど,そのテーマは,西武池袋線沿線住民にもなじみ深い5050系と,9000系に次ぐ古参の存在となった100