2月も今日でおしまい.明日からは3月である.16日には各JRでダイヤ改正が予定されており,新しく走り始める車輛や列車がある一方で,去って行く列車や車輛も少なくない. 日ごろ,“日常の姿を捉えてこそ……”と偉そうなことをいってはいるものの,なかなか思うようにい
篠ノ井線 村井駅の遺構
今年早春の西武秩父線瞬景
飯能方面へ出かける用事ができた.せっかくのチャンスだからということで,西武秩父線の様子を久し振りに観察してみようと,用事を終えてから寄り道してみた.けれど,2月の日暮れはまだまだ早く,思うような情景を捉えることはできなかった. そんな中,太陽が山陰に姿を
もうひとつのお正月風景 原宿駅
世の中はもう,すっかり日常の風景に戻ってしまった今週だが,ここではもうひとつだけ,東京のお正月らしい風景を紹介してみたい. それはなにかといえば,山手線の原宿駅.もちろん,明治神宮の最寄り駅であって,初詣の人々が……というわけなのだが,きょうのお話しは,
東武鉄道新栃木駅とその周辺のこと
11月29日,東武鉄道の南栗橋車両管区新栃木出張所(以下単に“車庫”)で634型展望電車を撮影した.速報は翌日のここでお伝えした通り. 当日の関東地方はあちこちの線区で運転支障が出て,ちょっとひやりとさせられたのだけど,時間に余裕をもって出掛けたので,定められた集
木曽路 奈良井宿に保存のC12 199
115系特集の 取材で30年以上ぶりに木曽路を訪問したのは,7月中旬のことだった.中央西線の中津川まで乗り入れている長野総合車両センターの115系を撮影するのが 目的.飯田線とともに運用数が少なく,列車の走る時間帯と太陽の向きを考えながら撮影ポイントを探したのだけ
上越線 水上駅横の保存機 D51 745
とれいん10月号での115系特集取材では,上越線の水上へも行った.5月中旬のこの日は,湘南色や新潟色の115系とともに,新津車両製作所から高崎へと回送されるE233系3000番代を7月号のMODELERS FILEのために撮影することも,目的のひとつだった. そしてそれらの列車や車輛
小諸駅 今
あした発売のとれいん10月号では,115系電車を大々的に採り上げている.そのための撮影取材は今年の春から始まり,夏に盛りを迎えた.エリアは関東甲信越一円. 久し振りに訪問したところが多かったのだけれど,5月下旬に訪れた,信越本線いや,しなの鉄道と小海線の小諸駅
青梅線鳩ノ巣駅
ほとんど10年ぶりに,青梅線を訪問した.朝から暑い日射しが照りつける夏の週末だった. 降りたったのは鳩ノ巣駅.ホーム横に桜の木が並び,春には列車との取り合わせを撮影しようと大勢の人でにぎわう駅である. ローカル線の駅の例に漏れず,今ではJR社員としての駅員は
もうひとつの 開業時からの東京駅構造物
東京駅丸の内駅舎復原工事の最新情報は,先週のここだが,東京駅には,いまもなお立派に実用に供されている開業時からの構造物がある. それは,5・6番線ホームの神戸方上屋とその一帯の架線柱の一部である.今回お目にかける写真は,4年前の平成20/2008年8月撮影. ど
東京駅丸の内駅舎 進行状況
東京駅丸の内駅舎復原工事の進行状況をお伝えしたのは,昨年9月29日のここだった.その時点では足場をよじ登るような体制での撮影取材だったけれど,今回は6月の一部接客設備使用開始を目前に控え,仮囲いがほとんど取り払われた外観のほか,内装が仕上がった部分も報道関
続 横浜 内海川跨線橋
5月10日付けのここで話題にした,横浜駅東京方の人道跨線橋,内海川跨線橋は,奇遇にも鉄道ピクトリアルの最新号(2012年7月号)でも隅田 衷さんが“横浜駅陸橋使命を終えた内海川跨線人道橋”と題して何点かの写真を寄せられていた. そして,ここで最初に話題にした脇か
横浜 内海川跨線橋 撤去決まる
2010年1月30日付けのここで,脇が話題にした跨線橋である. 昭和11/1936年に西尾克三郎さんが撮影された写真に写り込んでいるのだから,少なくとも70年以上前に造られた構造物である. その跨線橋の主要部が古レールで構成されていることも脇が記している.僕も何度か訪問
戎橋筋の小学校旧校舎
4月12日のここで, 古い教会を紹介した大阪の古い目抜き通り堺筋.その西側には,やはり南北に走る繁華街,千日前筋があって,さらに西側に戎橋筋がある.どちらもブロックに よって名前が変わり,戎橋筋は東西に流れる道頓堀川を境にして北側が心斎橋筋となる.その道頓堀
大阪堺筋沿いの気になる建物 大阪日本橋キリスト教会など
先日の京阪電車13000系取材で は,新しい本や進行中の題材に関する打ち合わせ,そして大阪の本屋さんの様子を観察するなど,いろいろな仕事を併せてこなしてきた.例によって例の如く, 物見遊山の余裕はあるわけもないのだけれど,市内での打ち合わせと打ち合わせの合い間の
垣間見てきた新しい大阪駅
僕にとっての大阪駅の記憶は,直線的な構成のデザインが特徴だった3代目. 駅前には市電が屯し,バスもひっきりなしに行き交っている…….駅舎の東側には古めかしく見える阪急百貨店が,西側には駅の建物と似たような外観の中央郵便局が,そして正面にはやはり近代的な阪
復原工事真っ盛り 東京駅丸の内駅舎
9月8日のエントリで,東京駅丸の内駅舎の復原工事計画についての,JR東日本からのリリースをご紹介した. 現物を見ることができるのはいつになるのだろうと,わくわくしていたら,昨日,鉄道趣味月刊誌を含む報道関係者に工事現場が公開されたので,喜び勇んで出かけてき
新型の踏切警報機
我が職場の最寄り駅,江古田駅の工事も,本体は完了した.今は周辺の区画整理というか再開発が本格的に始まって,あっちこっちの建物が取り壊しや改築中で,賑やかなことこの上ない.もちろん建物に入っていたお店も,お馴染みから存在しか知らなかったところまで,随分な数
姿を現した丸屋根の東京駅
日本の鉄道の玄関口ともいえる大ターミナル,東京駅. 僕が知っている40年間,全くどこも工事をしていなかった時期って,あっただろうか.というほどに,常にどこかの部分が改良され続けてきた. そして今も,丸の内側は大きな“壁”で覆われている.その様子は,昨年4月1
吾妻線祖母島の不思議な構造物
今日,とれいん6月号が出来上がって全国に向けて発送された(書店での標準発売日は21日です).その中に本線を走りはじめたC61 20の記事を掲載している. 4月25日に高崎崎で行なわれた報道公開の模様と,4月21日から始まった本線試運転での勇姿なのだが,僕自身は,報道公
新京阪嵐山駅の変化
3月24日のここで,新京阪嵐山線の橋桁について観察してみた. その時の訪問理由は,とれいん5月号をご覧いただいた方ならもうおわかりのとおり,営業運転を開始した,阪急6300系“京とれいん”の撮影だった. この日は真横写真の撮影場所を求めて,嵐山線を何往復かした
新京阪嵐山線の橋桁
第2次世界大戦中,“不要不急路線”として複線を単線にされたり,あえなく廃止されてしまった鉄道路線は少なくない. 新京阪……阪急嵐山線もそのひとつで,経緯についてはレイル49号で下嶋一浩さんが詳しく述べられている.ちなみに,嵐山で接続していた愛宕山電鉄は“廃止
江古田駅その後
前回,わが事務所の最寄り駅である西武鉄道池袋線江古田駅のことを採り上げたのはいつだったか……昨年12月17日,“江古田駅の古レールが消えた”だった.それから早3ヵ月.その間に,江古田駅は駅本体の工事を終え,南北駅前の整備,仕上げに大童というのが現状である.ま
東武鉄道野田線の架線柱
昨年暮から年始にかけて,日本各地で大雪や強風が襲った.被害に遭われた方々に,お見舞い申し上げます. これから先の新しい年には,いいことがたくさんありますよう.心からお祈り申し上げます.さて,新しい年の最初の話題はなににしようか…….去年も同じことを書いた
西武池袋線 江古田駅の古レールが消えた
全面改築中の西武池袋線江古田駅.その様子は,このブログでも度々採り上げてきた.最近では9月30日.その前は2月25日だった. その後も工事は順調に進み,駅前後の線路の曲線改良なども行なわれ,1月には北口の階段が完全にできあがる予定. で,今週のはじめ,ホーム
内房線木更津の廃線跡
今月号のとれいんは湘南電車と横須賀線の特集.実物担当としては,JR東日本では最後の113系となった幕張車両センター配置車を採り上げるべく,前納浩一さんなどの協力を得て,年初から記事作成に勤しんでいたのだった. 僕の受け持ちは,例によって真横写真の撮影.車庫での