銚子電鉄を訪問した翌日の3月2日,日曜日のお昼過ぎに,鉄道友の会の島秀雄記念優秀著作賞贈呈式が開催された. 場所は東京江東区豊洲の芝浦工業大学豊洲キャンパス内の有元史郎記念校友会館交流プラザ.集合時刻に遅れてはならないということで早めに家を出たわけだけれ
レイルNo.125掲載“保存された鉄道院400形機関車”島記念賞贈呈式
Rail No.133
東京横浜電鉄・目黒蒲田電鉄から東急電鉄へ 自由が丘を巡る鉄道物語 東京急行電鉄“自由ヶ丘”記憶の昭和30年代 東京渋谷から横浜まで,市街地の間を抜けて走る東急電鉄東横線.中でもおしゃれなイメージが強い“自由が丘”.大井町線が交叉する要衝であり,すぐ隣には
レイルNo.132は上野駅と東武電車と青梅電鉄
上野駅.多くの関東地方の人々にとっては,さまざまな思いが交錯する駅の一つに違いなかろう.それは,例えば遠い故郷から東京へとたどり着いた最初の駅であるという感慨だったりするわけだが,日本では数少ない,行き止まり式のターミナル駅であるという構造も,印象を深め
“保存された鉄道院400形機関車(レイルNo.125所載)”が鉄道友の会の2024島秀雄記念優秀著作賞 特別部門 受賞 そして来年は川越鉄道開業130周年
今日,11月28日の午後3時,鉄道友の会のニュースリリースページに“2024年11月28日 2024年 島 秀雄記念優秀著作賞を決定”という項目が加わった. いつも通り,部門別の受賞作が発表されているわけだが,そのしんがりに“芝浦工業大学附属中学高等学校「鉄道院403号(西武
Rail No.132 10月21日(月)発売
◆栄光の上野駅東京の北の玄関口上野駅.昭和30年代から東北新幹線開業のころまでの,栄光の時代を撮影し続けた新井 由夫さん.その膨大な記録写真をお目に掛けるのが,今回の第一テーマです.上野駅名物だった推進運転や地平ホームの変遷なと,今となっては貴重なシーンも多
レイルNo.131は再びの8620形特集のような福井特集のような……
前回,レイルNo.130を紹介した6月13日のここの冒頭には“令和6/2024年も早や6月半ばに差し掛かった.”と記した.時間が経つのは早いもので,もう1年の3/4が過ぎ去ろうとしている.いや,レイルが3ヵ月ごとの発刊だから,当たり前のことなのだけれど. ちなみにレイル
Rail No.131 7月20日(土)発売
◆8620形蒸気機関車大正期に大量産された8620形という蒸気機関車.日本の鉄道事情にほどよくマッチした大きさと性能によって全国で長らく愛用されました.今回は最初に八木邦英さんが撮影された,御召列車牽引の晴れ姿を含む昭和30年代後半以降の活躍をご覧いただきます.続
レイルNo.130は大分と長崎と熊本と三井三池とお城と,そして暖房車
令和6/2024年も早や6月半ばに差し掛かった. 僕が主に担当しているレイルも,4月にNo.130を上梓して,もう次のNo.131を印刷に入れる段階に差し掛かっている.いつも“前へ前へ!!”と進んで行くのはよいのだが,ともすれば,つい先日のできごとが,思わず遠い過去のこと
Rail No.130 4月19日(金)発売
ヒギンズさん写真の真髄大分・長崎・熊本の私鉄+三井三池◆ヒギンズさんのモノクロ私鉄写真は,福岡に続いて大分,長崎,熊本を巡ります.加えて三井三池もたっぷりと撮影しておられます.中でも,昭和30年代前半,日本のファンの間でもその存在があまり知られていなかった
さてレイルのNo.129をご案内
ある一定以上の年代の蒸気機関車ファンならば,“糸魚川のドコービル”あるいは“活白ドコー”という言葉を,一度や二度ならず,再三,耳にされたことだろう. その正体は,その頃,北陸本線糸魚川駅の西北あたりにあった東洋活性白土という工場と糸魚川駅を結んでいた専用
蔵重信隆さんの写真展
レイルで昭和40年代の蒸気機関車撮影記録を披露してくださっている……昨年10月発刊のNo.128では,福岡県の情景グラフを掲載させていただいた……蔵重信隆さん. その蔵重さんの写真展が1月13日から東京町田市の“町田フォトサロン”で開かれている.さっそく駆け付け……た
Rail No.129 2024年1月22日 発売
蘇った糸魚川のドコービル併せて “ドコービル系機関車”と東洋活性白土1号機■かつて,新潟県の糸魚川市に東洋活性白土という会社があり,小さな蒸気機関車が向上と国鉄駅の間を往復していました.機関車は2輛在籍していて,1輛は協三工業製の規格形でしたが,もう1輛は曰
2023年も,あっという間に通り過ぎ……レイルNo.128のご紹介
歳を重ねるにつれ,時間の経つのが早くなって……とは,巷でよく聞こえてくる“繰り言”である.いや,僕も,年々歳々,同感することが増えてきた. なんでも,子供のころには,時間の経過の中に詰め込まれるべき“イベント”が少ないから,時間の経過速度は遅く感じるので
Rail No.128 10月20日(金)発売
福岡の鉄道◆福岡県には,国鉄…JR及び西日本鉄道を主体とする鉄道のネットワークが古くから構築されています.その路線網は,都市間連絡高速鉄道から都市内路面電車,石炭輸送を中心とする産業用鉄道まで,さまざまな使命を持ち,有機的に運営されてきました.今回のレイル
レイルNo.127は地味な“暖房車”なのに,おかげさまで好評!
夏真っ盛りの7月に刊行されたレイルNo.127に,“暖房車”が大集合した. この“暖房車”,本線の定期列車で活躍していたのは昭和40年代半ば過ぎまでだたから,もう55年以上も前のこと.保存車があるわけでもなく,どのぐらいの関心を呼ぶことができるのか,実のところ大い
Rail No.127 7月21日(金)発売
国鉄 暖房車 その活躍を振り返る◆かつて,冬の電化区間の風物詩的存在だった暖房車.客車の暖房方式が変化するにつれて,いつしか,ひっそりと姿を消してしまいました.◆現代では半ば以上忘れ去られてしまった暖房車に,改めてスポットライトを当ててみました.解説は
レイルNo.126は北陸の私鉄と越美北線
僕の生活サイクルは,毎月の月刊誌のほか,“蒸機の時代”と“レイル”のための3ヵ月サイクルがある.それぞれの組み合わせによって忙しい時期が重なったり,そうかと思えば,思いがけずポッカリと日程の空白期が生じることもある.それはいつも,ほんの僅かだけれど.今日
Rail No.126 4月21日(金)発売
◆越美北線 御召列車運転から55年 今昔国鉄越美北線に御召列車が走ったのは昭和43/1968年10月2日のことでした.昭和35/1960年に開業したばかりのこの路線には,発電所建設のための貨物列車が運転されていて,御召列車にもその牽引機である8620が重連で起用されました.福田
レイルNo.125は鉄道院400形403の保存と多摩湖鉄道の100年,ヒギンズさんの静岡の私鉄
2022年の11月,東京のベイサイドエリア,豊洲の一角に明治の英国製蒸気機関車が姿を現わした.元鉄道院400形403,西武鉄道4号機関車である. これは芝浦工業大学附属中学高等学校が開学100周年記念事業の一環として西武鉄道から譲り受け,整備保存したものである. レイル
Rail No.125 1月20日(金)発売
保存された鉄道院400形機関車官営鉄道の開業150年という記念すべき年,草創期の蒸気機関車が新たに整備保存されました.1886年英国ナスミス・ウィルソン製の,鉄道院400形403号です.軸配置1B1でジョイ式の弁装置を備えた機関車です.払下げ先である西武鉄道での引退後,ユネ
レイル No.124はヒギンズさんの愛知岐阜三重と,大阪の蒸気機関車
気がついたら,もうレイルNo.125の発売月である.124はいつご紹介したかと思ったら,なんと,まだだった.そのレイルNo.124.表紙は三重交通北勢線の列車.裏表紙は川西池田駅でのC57とD51の出会い.三重交通の電車は,すっかりお馴染みとなった,ヒギンズさんの私鉄巡りの中
Rail No.124 10月21日(金)発売
ヒギンズ写真の神髄 6愛知・岐阜・三重の私鉄を巡る第6回目を迎えたヒギンズさんのモノクロ写真グラフ.今回は愛知・岐阜・三重の三県を巡ります.今もなお元気に走る各線から,惜しまれつつ姿を消してしまった路面電車やナローまで,きめ細かに巡り写し止めた,愛おしい車輛
レイルNo.123は“セノハチ”と国鉄パシフィック機と英国式ポニーワーレントラス桁
今年ももう9月下旬.次のNo.124の予告も公表したところでの,No.123のご報告である.今回の第一テーマは,なんといっても“セノハチ”.山陽本線の瀬野と八本松の間の,いわゆる“セノハチ”.この区間の勾配への挑戦については,昭和の初めのC52投入から現在のEF210-300番
Rail No.123 7月21日(木)発売
セノハチ-山陽本線の難所に挑んだ蒸機を偲ぶ-●“西の函嶺”とも称される,山陽本線随一の難所である瀬野-八本松間.いわゆる“セノハチ”に挑んだ蒸機たちを偲びます.実際に機関車に乗務しておられた宇田賢吉さんを中心として,電化される前の現地へ何度も赴いた相澤靖
Rail No.122 4月21日(木)発売
国重要文化財キハ42000・キハ07形●2021年10月15日,文化審議会から国重要文化財として“キハ四二〇五五気動車(キハ〇七形四一号気動車)を指定すべきとの答申が出されました.福岡県門司港駅構内の九州鉄道記念館で保存されているキハ07 41のことです.そのキハ07形と同系車