2019年1月10日のここで,“JR東日本のATOとヘッドアップディスプレイ試験運転”と題した自動運転試験のレポートをお話した. あの時は営業列車運転終了後の深夜に,試運転列車は走った.自動運転の体験もさることながら,普段は目にすることができない時間帯の山手線各駅ホ
山手線でのATO試運転体験 第2回目
水素ハイブリッド電車 JR東日本 FV-E991系の報道公開
もう先週金曜日のこととなってしまった.ほぼ一週間が経って,各方面のニュースサイトでは紹介しつくされた感もある……と,今日のブログのテーマになるのかどうなのか,ちょっと迷っていたのは,事実である.けれど,今週のはじめから,2019年10月24日付けここで“鉄道総合
東京都交通局 6500形のお披露目
昨年来,メーカーである近畿車輌から続々と完成車輛が納入されているにもかかわらず,一向に報道公開が行なわれなかった東京都交通局6500形電車が,ようやく披露された.6500形電車とは地下鉄三田線用の新形車で,昭和43/1968年に同線最初の区間が開業して以来,三代目の電車
西武鉄道池袋線の新2000系 最新の動きと 雪!
“今,令和4年最初のブログを書いている今,我が家の回りは銀世界.もちろん本当の雪国に比べれば,ままごとのようなものだけれど.”と書き出したのは,ことし最初,1月6日付けの,ここだった. それから僅か1ヵ月,再びの,“今,我が家の回りは銀世界”となった.朝の
品川駅とその周辺 この20年
先週のここで,久し振りに降り立った原宿駅のことを記した. その中で,12月に行なわれた品川駅での山手線ホーム移動について,少し触れた.百聞は一見に如かずとばかり,ほんのちょっとだけれど,現地へ赴いてみた. ついでに(?)大変貌を遂げたこの駅周辺の,かつての姿
EF510の歩みと,JR貨物EF510-301の運転室
いまや日本海縦貫線の貨物列車牽引機として主役の座を占めるEF510.その新しいバリエーションとして九州地区及び関門トンネル用の300番代が登場したことは,本誌の2022年1月号や,昨年12月9日のここでお伝えした.それにしてもEF510という機関車,息の長いことである.思い
レイルNo.116の“京都電気鉄道電車 京都市交通局2号電車について”が島秀雄記念優秀著作賞
2020年春の答申から同年9月30日付官報告示を経て国指定重要文化財となった“京都電気鉄道電車(京都市交通局二号電車) 明治四十四年、梅鉢鉄工所製”について,1冊丸ごと京都市電北野線”というレイルNo.116を刊行したのは同じ年の10月だった. そして12月24日付けのここで
2022年のはじめの電車とお節と酒と餅と汽車
今,令和4年最初のブログを書いている今,我が家の回りは銀世界.もちろん本当の雪国に比べれば,ままごとのようなものだけれど.雪!となれば,途端にはしゃいでカメラを持ち出す僻は,何時までたっても癒りそうにない.今日も今日とて,帰宅途上の西武線練馬駅でひとときを
今年の締めくくりの西武電車観察
今日は12月30日.令和3年,西暦2021年もあと24時間とちょっとを残すだけになった.“単なる通過点”とは,いつも思うことではあるが,区切りとして必要なことであろうかとも,思う.ことし最初の地元電車レポートは,元旦の西武鉄道石神井公園で始まった. そして2月7日
JR東海に23年ぶりの在来線普通車315系登場
12月3日の公開から時間を経過しているから,既に各方面で報道されているけれど,例によって,僕が自分の目で見た印象など,ご報告したいと思う…JR東海が1999年の313系以来,久し振りに繰り出した新形電車315系である.JR東海の在来線普通車(一般車)は,まず国鉄時代からの2
JR貨物にEF510-300番代登場
今日の午後,神戸の川崎車両兵庫工場でJR貨物の新形交直流電気機関車EF510-300番代の報道公開が行なわれた. 僕自身も,ぜひ現地へ赴きたかったのだけれど,とれいんやレイルなどの編集作業が追い込み真最中.いかんともし難く,来住憲司さんに委ねることとなった.概要は,
第7回鉄道技術展へ行ってきた
まず最初に.今回は異例に長く,写真の枚数も多いことをお断りしておきます.それだけ内容の濃い1日だったのです.今日,千葉・幕張メッセで開催されている“第7回鉄道技術展”を展観してきた. 産経新聞社が主催し,2年に一度ずつ開催されているこの展示会,これまでに
初めて乗った おおさか東線
10月22日,近畿車輌でのJR西日本のDEC741報道公開に参加するため,片町線の徳庵駅へ行った. どういう経路で行こうかと,ちょっとだけ考えたけれど,新大阪からなら,2年前に新しく開業した“おおさか東線”が順当だというのは,衆目の一致するところだろう. ということ
東武鉄道に次世代スペーシア N100系登場!
今日の午後,日立製作所と東武鉄道からニュースリリースが到着した. タイトルはそれぞれ“日立が東武鉄道の新型特急車両「N100系」を受注”.“2023年に特急スペーシアの新型車両を導入します”.まずは外観写真.というより,添えられた写真は,この1枚だけ.ここからい
東京地下鉄17000系8輛編成営業運転開始と西武40157編成投入で車輛事情変化
とれいん10月号(通巻562号)MODELERS FILEで詳細をご紹介した東京地下鉄17000系と18000系. その時点では17000系の8輛編成と18000系第3編成が営業運転に就いておらず,心ならずも“宿題”となったのは,読者の皆さんも記憶に新しいところだろう. 両方について,その後の
JR西日本の新しい総合検測車DEC741のお披露目
JR西日本の新しい総合検測車DEC741が公開された. JR西日本ではこれまで,交直流のクモヤ443系と液体式気動車キヤ141系を使って架線,電気,軌道関係の検測を実施してきた. そのうちキヤ191系を置き替える形で新造されたをキヤ141系は,平成18/2006年製の“新車”だが.ク
東武鉄道に中間展望車オハテ12形登場
東武鉄道の展望車といえばトク1を思い出すわけだが……今回の形式はオハテ12形.2等展望車ということになる.種車はオハ12形である.いや,正確にはオロ12形.JR四国で“ムーンライト高知”や“ムーンライト松山”に使うため,腰掛を取り替えてグリーン車に格上げ改造したも
2021年秋の西武池袋線の動き 40000系最新編成と6000系のアンテナ
先週のここで,東京地下鉄10000系の臨時的8輛編成が3本も登場したとお話した.その最後に“次に出会った時にはきちんと撮らねば.”と記した第1編成を,ようやくちゃんと記録することができたから,まずその姿をお目に掛けようと思う.石神井公園へ出かけた折に始発の電車
東京地下鉄17000系・18000系取材余話 そして10000系の臨時8輛編成が3本も!
先月発売の,とれいん10月号は,もうご覧いただけただろうか. 僕の担当は東京地下鉄有楽町線・副都心線の17000系と半蔵門線の18000系を併せてご紹介するMODELERS FILEだった. 17000系は地元の西武鉄道池袋線に姿を見せてくれるからよいとして,18000系は自社路線である半
JR東日本相模線にもE131系投入
相模鉄道21000系の珍道中…失礼!…に興奮してしまい,JR東日本の最新形車紹介が遅れた.しかし今日,諸元などが入手できたのを機会に,少し詳しくご案内する次第. 今回は,同じ相模でも,JR東日本の相模線用E131系である.とはいえ,この相模線も元をたどれば相模鉄道を名
八王子と長津田に姿を見せた相模鉄道21000系電車
今日の朝,お彼岸の墓参りで賑わう中央本線沿線を,八王子へ向かった. 目的は,相模鉄道21000系の甲種輸送. この輸送は本誌9月号に掲載した通り,21日に最初の4輛が厚木から相模貨物へ向かい,続いて今日の未明に残りの4輛が厚木を出発して相模貨物で先着していた4輛
いとしの小湊鐵道 無蓋貨車をもうちょっと観察してみると…
先週に続いて,とれいん9月号MODELERS FILEで採り上げた小湊鐵道取材の落ち穂拾い集. 今週は,里見駅に留置されていた古典貨車3輛の中から,2輛の無蓋貨車の話題. この無蓋貨車については,小湊鐵道の資料ではトム10形のトム11と12となっている.ところが,インターネ
いとしの小湊鐵道 その駅を垣間見る
今月の とれいん もうご覧いただけただろうか. 僕の担当は小湊鐵道だった.今回の取材でも,記憶に残るできごとがたくさんあった.なにより,路線が2ヵ所に亘って寸断されているという,困難な時期であるにもかかわらず,親身になって対応してくださった小湊鐵道の皆さ
東京地下鉄18000系が営業運転開始で東急電鉄田園都市線を訪問したが…
8月7日,東京地下鉄半蔵門線の新形車18000系が営業運転を開始した. 折からのCOVID-19感染拡大防止による制限と,オリンピック会期中の警戒態勢下ということがあって,セレモニーもなく静かな営業運転開始だった. 各地のウォッチャーのレポートによれば,鷺沼から中央林
懐かしの東武鉄道1800系“りょうもう”を200型で再現
今日の朝,東武鉄道の南栗橋車両管区で報道公開が実施された. 目的は200型.6月の100型“スペーシア”のオリジナル塗装再現に続く,リバイバルカラー企画の第2弾として,往年の1800系“りょうもう”が復元されたのだった.6月4日に披露された100系“スペーシア”第9編