この場合の“京王5000系”とは,もちろん(?)昭和38/1963年にアイボリーの車体とエンジのストライプで登場した“京王5000系”である.“それまでの京王電車の印象を一新し…”というのが謳い文句だったようだが,遠隔地のこどもにはそこまでは伝わらず,しかし写真で見て“カ
京王5000系尽くし レイルNo.104
レイルNo.101は近鉄大阪線と関西本線 そして士別森林鉄道
出来上がってから早くもひと月以上が経ったレイルのNo.101. 最初は蔵重信隆さんの関西本線撮影記.なにしろ神戸から50CCのバイク(正確には原動機付自転車か)で幾多の峠を越えて加太へ達し,さらには伊勢にまで足を延ばしたというのだから,それだけでもすごい.続いては田
おかげさまで100冊目の“レイル”
早いものでもう12月.100冊目の“レイル”を皆さんにお届けしてからでも,ひと月以上が経ってしまった.いつも通りにエピソードを記しておきたいと思いつつも…….月刊誌“レイル”が創刊されたのは昭和53/1978年春.3月5日に発売の4月号だった.国鉄を退職してからうち
レイルNo.99は9900
D50といえば,ここの読者の皆さんは,どのような情景を思い浮かべるだろうか.筑豊?釜石?磐越西線?北海道?それとも磐越西線? 昭和30年代に大阪で育った僕にとってのD50といえば,それは遠い存在でしかなかった. この機関車を知った時点で,もっとも近い場所に在籍し
レイル98号 三菱大夕張鉄道と国鉄客車 好評発売中です
もう発売からひと月が経ってしまったが,レイル98号,おかげさまで好評発売中です.“今週こそ紹介を”と思いつつ,自分自身のことは,ついつ後回しになってしまうもので…….さて,今回のレイルは,そのほとんどが,三菱大夕張鉄道の資料で占められている.前々回,96号で
レイルNo.97は多摩川と倶利伽羅と常磐線大型蒸機
先週,とれいん2月号と同じ頃に,レイルのNo.97が全国有名模型店や書店で発売された.このところずっと,年4巻のペースで刊行している“レイル”だが,テーマはその時々でさまざま.EF65 1000番代やEF66のような,きわめてメジャーな題材を扱うこともあるけれど,切り取り
ようやくレイルNo.96のご案内
昨年10月下旬に発刊のレイルNo.96. 表紙は“ダイコン”ことボールドウィンの9200.三菱大夕張鉄道で働いていた頃の姿である.撮影は倉地光男さん. 倉地さんといえば,ウチの社の刊行物の古くからのお客様なら,南大東島の機関車を撮影されたベテランファンであることを
レイル No.95は…神戸市電と信楽線と信楽高原鐵道とドイツで甦った鐵聯のコッペルと新潟の海
早いものでレイルNo.94をご案内してから3ヵ月.日本中の梅雨が明け,東京では連日,猛暑に見舞われ,場所によっては強烈な夕立が降っている. そんな中(?)発売されたレイルNo.95.最初は,中国大陸現役蒸機を,ほぼ最後まで見届けられた蔵重信隆さんの神戸市電.蔵重さん
レイルNo.94 【紀ノ川を巡る鉄道/D51200】発売中
先週のはじめ,とれいんの5月号とほぼ同時に,レイルNo.94が出来上がり,全国の有名書店や模型店で発売されています. 今回の第一テーマは“紀ノ川を巡る鉄道”.ちょうど3年前のNo.82で,早川昭文さんからいただいた“武庫川を巡る鉄道”にはじまる“川を巡る鉄道”だが
レイル No.93 気多森林鉄道 江ノ電 関東の蒸気機関車
今週のはじめ,レイルのNo.93が出来上がった. 今回は,前回のNo.92と同様,三つのテーマを掲載している.最初は,表紙にも登場する気多森林鉄道.静岡県の山間部に存在したこの森林鉄道は,これまで“気田森林鉄道”として,極めて限られたファンの間でだけ知られた鉄道だ
レイルNo.92は芸備線と西武鉄道と熊本の電車
とれいん11月号とほぼ同時に,レイルNo.92が出来上がった. 今回の表紙と冒頭グラフとして,中国山地を行く芸備線を採り上げてみた.ちょうど1年前のNo.88で河田耕一さんの写真による三次と備後落合の“駅の今昔”を掲載したところ,それに触発された宮田寛之さんと赤木幸
レイル91号が出来上がっています 伊香保電車がメインです
今回のレイルは,なにしろ伊香保電車. 最後まで木造の2軸単車だけで運転されていたことで古い電車ファンには有名な存在だったのだけれ ど,その“最後”というのが昭和31/1956年.ほとんど60年前のことになる.明治20年代に開業した馬車軌道が改軌の上で電化されたのが明
レイルNo.90はC11と広島電鉄とドイツとオーストリアの蒸機博物館
レイルもいよいよ90を数えることになった. 今回は,巻頭から約6割がC11.ちょうど1年前のC12に 続いて正村修身さんが纏められた,形態観察.C11という機関車は,C12よりもさらに身近な機関車だったにもかかわらず,これまで体系的な形態観察がほ とんどなされてこなかっ
レイルNo.89ができています
まったく,気がつけば2月もすでに下旬.1月下旬に出来上がったレイルNo.89のことを報告しなくてはと思いつつ,ひと月が経過してしまった.さてそのレイルNo.89,今回のメインテーマは“東北本線全線電化から45年”. 省線電車用としての大宮までの電化はともかく,宇都宮
レイルNo.88が出来上がっています
レイルがNo.88に達した.人間の年齢でいえば米寿…….“目出度い”と,お祝いの言葉をかけてくださった読者もあった.とても嬉しい.これも,皆さんからの温かいご支援あってのこと.これからもよろしくお願いします.さて今回は各種各様の乗り合わせで構成してみた. 最
碓氷峠アプト廃止から50年 レイル87号
月刊誌を含めた出版物の企画編集に携わっていると,ついつい“今から50年前にはどんなできごとがあったか”“40年前は?”“25年前は?”と,思いを巡らせてしまう. 今年のそんな“周年”のひとつが,碓氷峠からアプトが姿を消して50年だったというわけである. しかし今
レイル86号が出来上がっています
レイル86号が出来上がっています.本当は先週のテーマのつもりだったのだけれど,その前に85号をご紹介せねば,ということで,1週遅れとなった.今回は,前回のC60重油併燃に続いて,正村修身さんが国鉄制式機について寄せてくださった.形式はC12.C12といえば,関東地方の
レイル85号は1月に完成しています
レイル86号が出来上がっています.その内容は……と,書き始めようとして,なんということだろう,その前の85号について記しそびれていたことに気づいてしまった. ということで,3ヵ月遅れになってしまったが,レイル85号についての感想やエピソードを少し,お話してみよ
レイル84 江若鉄道 完成しています
10月は,先週のここでお伝えした,川上杜人さんの写真集のほかに,もうひとつの新刊が完成した.それがレイル84 江若鉄道である. 江若鉄道といえば,昭和44/1969年の10月末まで,琵琶湖の西岸を大津から近江今津まで走っていた私鉄.昨年秋に開催された,江若鉄道のレイア
川上杜人さんの写真集“汽車の走る風景”が出来上がりました
“とれいん11月号”や,弊社ウェブの新刊案内をご覧いただいた方は既にご承知のことと思うが,川上杜人(かわかみもりと)さんの写真集が出来上がった. 本の完成が発売のお知らせと同時になったにもかかわらず,模型店を中心として,早くもご注文がたくさん舞い込んでいて,
レイル82号“武庫川をめぐる鉄道風景”が出来上がっています
今年2冊目のレイルが発売中である.レイル82号.今回のメインテーマは,阪神間の皆さんには馴染みぶかい武庫川. 少青年期を流域で過ごしたという早川昭文さんが寄せてくださった,さまざまな思い出と写真が太い幹である.心を込めて描かれた文章と写真からは,半世紀前の
レイル81号が出来上がりました
早いもので,もう2月となった.関西では年のはじめの3ヵ月を“いぬにげるさる”と言い習わしてきたが,1月の“いぬ”は,他の地域の方々にはちょっとわかりづらいかもしれない.漢字で“居ぬ”と書けば,すぐに理解していただけるだろうが. さてその1月,レイルの81号
レイル80号が出来上がってます
今年も早いもので11月半ばを過ぎた.学校に通っていた頃は,冬と春と夏には長期休暇があったので大阪を拠点にして遠くへ出かけたものだが,秋だけ は,なかなかそうもいかなかった.そこで近所を中心に乗ったり撮影したりということになる.京阪も阪急も,週末ともなれば特別
松木壽雄写真集 山形の鉄道情景(上) 出来上がりました
9月号の“とれいん”で予告広告を出した,“松木壽雄写真集 山形の鉄道情景 昭和30~40年代(上)”が出来上がりました. この本の構想が最初に持ち上がったのはいつのことだったか……もはや記憶が薄れてはじめていますが,具体的な企画として固まったのは,2008年の“は
終末期の簡易軌道(レイル79号)完成
暑い夏,一服の清涼剤として涼しい北海道の話題をお届けしよう.といっても“今”ではなく,40年以上前の情景. 北海道の各地に存在した“簡易軌道”.一部は交通公社の時刻表にも掲載されていたから,当時まだ中学生だった僕も存在そのもの走っていた.けれども,大阪在住