4月21日の午後,東武鉄道 の南栗橋車両管区に,新しい汽笛が響き渡った.みんなが待ちかねていた,C11 123の構内試運転が行なわれたのである.北海道から到着して3年余,ようやく迎えたこの日である.本当はもっと詳しくお伝えしたいところなのだが,撮影を終えてから,次
東武鉄道C11 123が試運転!
東急電鉄初代5000系の里帰りと現5050系の話題
先週に続いて東急電鉄関連の話題.4月19日,総合車両製作所から1件のリリースが発表された.題して“東急電鉄5000系(初代)通称『青ガエル』の保存について”確か,上田交通(現在は上田電鉄)で使われていたトップナンバーは20余年前に陸送で長津田へ移送されて整備保
東急グループが9月2日で創立100周年
4月10日の昼12時20分,東急電鉄田園調布駅を“美しい時代へ - 東急グループ 100th”と記されたヘッドマークを掲げた列車が出発した. 今年9月2日に,現在の東急グループの出発点とされている目黒蒲田電鉄の設立総会が開かれてから100周年となるのを祝う企画のスタートと
伊豆急行 “アロハ電車” 3000系 お披露目
本誌2021年9月号の“いちぶんのいち情報室”と2021年7月8日のここで“伊豆急行にやってきた209系電車”と題してその到着を,そして4月号で愛称や外観デザインをお伝えした,伊豆急行の新形電車3000系が,4月1日に報道公開及び一般公開された.愛称は“アロハ電車”.
横浜市交通局ブルーラインの最新形4000系公開
昨日3月30日,横浜地下鉄の上永谷車庫(車両基地)へお邪魔してきた.前回の訪問は5年前の3月23日だった.その時の目的は3000V形編成.その概要は同日付のここでご案内している. 3000V形第1編成は日本車両製で,“PQモニタリング装置”を備えるのが特徴だった.ところが
“京都電気鉄道電車 京都市交通局2号電車について”島 秀雄記念優秀著作賞の贈呈式で京都へ行った
3月20日の午後,京都市内の山陰本線円町駅に近い京都アスニーこと京都市生涯学習総合センターで,鉄道友の会の島秀雄記念優秀著作賞贈呈式が催された.本来ならば東京で受賞者一同が会して行なわれるのだが,昨年に続いて,COVID-19感染拡大に伴う諸制限の影響で各地分散開
西武鉄道旧2000系最後の8輛編成が引退へ
2021年7月号(通巻559号)で,新旧2000系2輛編成の現状を紹介,今年の2月号(通巻566号)では新2000系のうち池袋線での異端車2編成を採り上げるなど,このところ,西武鉄道2000系づいている,とれいんである. そもそも2011年に9月号と11月号で新旧2000系全般について,模
レイルNo.121は昭和30年代の関東の小私鉄と昭和10年代の東北の古典蒸機と私鉄
1月に発売のレイルNo.121は,おかげさまで各方面から大きな反響をいただいている. 表紙には千葉県の九十九里鉄道片貝駅風景.その表紙を開くと花輪線を走るピーコックの4-4-0機である5500形が顔を出す.今となってはどちらも遠い歴史の中に埋まってしまいそうな鉄道や車輛
山手線でのATO試運転体験 第2回目
2019年1月10日のここで,“JR東日本のATOとヘッドアップディスプレイ試験運転”と題した自動運転試験のレポートをお話した. あの時は営業列車運転終了後の深夜に,試運転列車は走った.自動運転の体験もさることながら,普段は目にすることができない時間帯の山手線各駅ホ
水素ハイブリッド電車 JR東日本 FV-E991系の報道公開
もう先週金曜日のこととなってしまった.ほぼ一週間が経って,各方面のニュースサイトでは紹介しつくされた感もある……と,今日のブログのテーマになるのかどうなのか,ちょっと迷っていたのは,事実である.けれど,今週のはじめから,2019年10月24日付けここで“鉄道総合
東京都交通局 6500形のお披露目
昨年来,メーカーである近畿車輌から続々と完成車輛が納入されているにもかかわらず,一向に報道公開が行なわれなかった東京都交通局6500形電車が,ようやく披露された.6500形電車とは地下鉄三田線用の新形車で,昭和43/1968年に同線最初の区間が開業して以来,三代目の電車
西武鉄道池袋線の新2000系 最新の動きと 雪!
“今,令和4年最初のブログを書いている今,我が家の回りは銀世界.もちろん本当の雪国に比べれば,ままごとのようなものだけれど.”と書き出したのは,ことし最初,1月6日付けの,ここだった. それから僅か1ヵ月,再びの,“今,我が家の回りは銀世界”となった.朝の
品川駅とその周辺 この20年
先週のここで,久し振りに降り立った原宿駅のことを記した. その中で,12月に行なわれた品川駅での山手線ホーム移動について,少し触れた.百聞は一見に如かずとばかり,ほんのちょっとだけれど,現地へ赴いてみた. ついでに(?)大変貌を遂げたこの駅周辺の,かつての姿
久し振りの山手線原宿駅
ずっと以前にも記したことがあるような気もするが,地下鉄の大江戸線や副都心線が開通してから,山手線への依存度が下がっている僕である. だから,E235系に乗ってから,“そういえばひと月ぶり”と気づくことがしばしばで,時によっては,2ヵ月以上も間が開くことがある
EF510の歩みと,JR貨物EF510-301の運転室
いまや日本海縦貫線の貨物列車牽引機として主役の座を占めるEF510.その新しいバリエーションとして九州地区及び関門トンネル用の300番代が登場したことは,本誌の2022年1月号や,昨年12月9日のここでお伝えした.それにしてもEF510という機関車,息の長いことである.思い
レイルNo.116の“京都電気鉄道電車 京都市交通局2号電車について”が島秀雄記念優秀著作賞
2020年春の答申から同年9月30日付官報告示を経て国指定重要文化財となった“京都電気鉄道電車(京都市交通局二号電車) 明治四十四年、梅鉢鉄工所製”について,1冊丸ごと京都市電北野線”というレイルNo.116を刊行したのは同じ年の10月だった. そして12月24日付けのここで
2022年のはじめの電車とお節と酒と餅と汽車
今,令和4年最初のブログを書いている今,我が家の回りは銀世界.もちろん本当の雪国に比べれば,ままごとのようなものだけれど.雪!となれば,途端にはしゃいでカメラを持ち出す僻は,何時までたっても癒りそうにない.今日も今日とて,帰宅途上の西武線練馬駅でひとときを
今年の締めくくりの西武電車観察
今日は12月30日.令和3年,西暦2021年もあと24時間とちょっとを残すだけになった.“単なる通過点”とは,いつも思うことではあるが,区切りとして必要なことであろうかとも,思う.ことし最初の地元電車レポートは,元旦の西武鉄道石神井公園で始まった. そして2月7日
レイルNo.120は東北と常陸のC51 東北の小私鉄 汽車電車と記念写真の第3回
10月に発売のレイルNo.120.既にご覧になっている方は,表紙に登場した異形のC51に驚かれたに違いない.それは編集担当の僕とて同じことで,アルバムに貼られたプリントを見て,“度肝を抜かれた”というのが,偽らざる感想であった.誰かが評して“太鼓腹”.まことに言い得
JR東海に23年ぶりの在来線普通車315系登場
12月3日の公開から時間を経過しているから,既に各方面で報道されているけれど,例によって,僕が自分の目で見た印象など,ご報告したいと思う…JR東海が1999年の313系以来,久し振りに繰り出した新形電車315系である.JR東海の在来線普通車(一般車)は,まず国鉄時代からの2
JR貨物にEF510-300番代登場
今日の午後,神戸の川崎車両兵庫工場でJR貨物の新形交直流電気機関車EF510-300番代の報道公開が行なわれた. 僕自身も,ぜひ現地へ赴きたかったのだけれど,とれいんやレイルなどの編集作業が追い込み真最中.いかんともし難く,来住憲司さんに委ねることとなった.概要は,
京阪電車プレミアムカー初乗車で京都へ行こう!
10月23日のお昼前,京阪淀屋橋駅のホームにたたずむ僕がいた.目的は,登場してから4年にもなろうというのに未体験だった,京阪電車の長い長い歴史の中で初めての有料座席指定車輛である“プレミアムカー”への乗車.久し振りに訪れた淀屋橋駅は,観光客の姿も,ちらほらと
第7回鉄道技術展へ行ってきた
まず最初に.今回は異例に長く,写真の枚数も多いことをお断りしておきます.それだけ内容の濃い1日だったのです.今日,千葉・幕張メッセで開催されている“第7回鉄道技術展”を展観してきた. 産経新聞社が主催し,2年に一度ずつ開催されているこの展示会,これまでに
初めて乗った おおさか東線
10月22日,近畿車輌でのJR西日本のDEC741報道公開に参加するため,片町線の徳庵駅へ行った. どういう経路で行こうかと,ちょっとだけ考えたけれど,新大阪からなら,2年前に新しく開業した“おおさか東線”が順当だというのは,衆目の一致するところだろう. ということ
東武鉄道に次世代スペーシア N100系登場!
今日の午後,日立製作所と東武鉄道からニュースリリースが到着した. タイトルはそれぞれ“日立が東武鉄道の新型特急車両「N100系」を受注”.“2023年に特急スペーシアの新型車両を導入します”.まずは外観写真.というより,添えられた写真は,この1枚だけ.ここからい